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大学ラグビー
 このページでは、大学ラグビーを特集しています。早稲田スポーツによる対抗戦の総括と大学選手権の展望です。
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presented by 早稲田スポーツ

大田尾、川上が若いチームけん引!選手権連覇だ

<早大の対抗戦総括&大学選手権展望>

【対抗戦総括】
 3季連続の対抗戦全勝優勝を果たした早大。今季の戦いぶりで目立ったのはFWの強さだ。明大、帝京大といったFWの強いチームに対してもFWで常に優勢に立っていた。特にスクラムでの安定感は抜群。スクラムで押されることはほとんどなく、逆に敵を押し込むほどの力強さを見せた。これは帝京大戦でプロップ伊藤が復帰したことが大きい。これによりFWの布陣は磐石となり不安な点がなくなった。早大はFWのチームではないため、FWが試合中に目立つことは少ない。しかしながら、鮮やかなBKの攻撃を支えるFWの存在が早大快進撃の原動力であったのは間違いないだろう。

 また、今季の早大の特徴に若いチームということが挙げられる。先発出場15人のうち4年生はわずかに4人。その若さは守備面で影響し、試合中に集中力を欠き失点を喫する場面がしばしば見られた。しかし、一方で1年生の活躍はいまやチームにとって欠かせない。曽我部、首藤、今村、矢富といった選手たちは、それぞれが異なった持ち味をアピールして出場機会を勝ち取り、対抗戦優勝に貢献した。守備面での課題は残るが、攻撃面での1年生の貢献度は大きく、結果的には若さがいい方向に出たと言えるのではないか。

 そして早大にとって最重要人物である大田尾主将の存在が、優勝の最大の要因だ。その司令塔としての技術はもはや円熟の境地に達し、自由自在な攻撃を演出。また、守備面でも献身的に働き、攻守両面で大黒柱としての存在感を遺憾なく発揮した。大田尾主将の大車輪の活躍抜きには対抗戦優勝は果たせなかっただろう。

 強力FW、1年生の活躍、そしてすべてをまとめあげた大田尾主将のキャプテンシー。様々な要因が重なり合って成し遂げた対抗戦優勝は、選手権連覇を目標に進化を遂げる若いチームにとって、大きな自信となったことだろう。

【選手権展望】
 対抗戦を戦うにつれてチームとしての成熟度を高めてきた早大だが、選手権を前に多少不安な点がある。曽我部のケガだ。曽我部は夏からスタメンとして定着し、対抗戦に入ってもチームとともに成長してきた。強烈な個性を持つ選手だけにまったく同じ役割を果たせる選手はいない。だが、早明戦で代わりに出場した今村の曽我部とは異なる良さを引き出し、チームとしての戦い方を修正し、選手権に望んでほしい。

 曽我部に限らずケガとの戦いはこれから重要になってくるだろう。対抗戦終了してから休みなく選手権が始まることから、疲労を癒す暇はない。試合数も昨年より増え、選手にかかる肉体的な負担は大きい。これからの長い戦いを勝ち進んでいくには、いかにケガをしないか、そしてケガをした選手の分を補えるだけの選手層の厚さが大切になってくる。そういった点では、Bチームがジュニア選手権で決勝進出を果たした早大は選手層が厚く、総力戦となれば有利となるはずだ。

 だが何より昨年選手権を制した選手がチームに残っていることが早大の最大のアドバンテージである。そして早大が若いチームだけになおさらその経験は重要になってくる。大田尾主将はもちろんのこと、伊藤、桑江、川上、佐々木といった昨年の優勝を知るFWたちが選手権連覇へのカギを握る。特に川上はFW唯一の4年生として、そして副将としてFW陣を引っ張っていかなければならない選手だ。その激しいタックルに大きな期待がかかる。

 早大の目標は選手権連覇。その道程にはきっとオープン戦で2度敗れた宿敵・関東学院大が立ちはだかるだろう。しかし、早大は進化を遂げてきた。この宿敵を倒し、選手権連覇という快挙を成し遂げてくれるに違いない。

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