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大学ラグビー
 このページでは、大学ラグビーを特集しています。早大、慶大、法大、大東大、中大の学生スポーツ新聞のラグビー担当学生記者の座談会です。
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大学ラグビー座談会(5)

中大、精神力鍛え選手権出場への紙一重の差超える

(中大は思わぬ不振でしたが)

中スポ 昨年より個々のレベルは高かったんですが、敗因は何かと考えると、22メートルラインとゴールラインの間の攻防で集中力がなかったということになると思います。攻める方ではトライが取れなかったし、守る方ではこれまでは我慢ができていたのですが、今年はラックを2回か3回取られて、そのまま持って行かれたという感じでした。技術的には今年からSOのレギュラーの升本が股関節を痛めていたようで、キックが思ったように飛ばなかった。持ち味がキックなのにそういう状態で、ゲインができなかった。逆転負けが4つもあり、上2つと下1チームを除く5チームは接戦だっただけに痛かった。特に東海大戦は、後半40分に逆転しながら、ロスタイムに再逆転を食うという状態でした。
 バックスでは主力の二木が左ひざをけがして全然出られなかった。3年、2年主体でやっていましたが、経験が浅くて、最初はトライが取れなかった。でも、彼らが終盤に成長できてよかったかなと思います。来季はその分の蓄積はあります。ただFWで、トライも取ったし、ラインアウトのスローワーもやり、キックもやっていたFLの森が抜けるのでその穴をどう埋めるかも、これからのポイントですね。1年生の有田が、補欠でしたがU−19代表にも選ばれるほどいいので、彼が期待以上の仕事をしてくれたのは収穫です。

(ディフェンスは弱かった?)

中スポ 昨季は下にタックルする人と上に行く人の2人がかりで倒すタックルができていたのですが、今年はちょっと…。最初に下に入るタックルで倒せなかった。技術的にもまだ問題があったんじゃないかと思います。タックル時のコミュニケーションもできていなかった。選手は体が大きいわけじゃないんで、2人がかりで倒して、耐えて耐えてという形にしたかったのが、逆にタックルが単発になったりした。その辺が去年より劣っていたからこの点差になったのかなと思います。

(接戦を落としているという点で、もどかしさが残った?)

中スポ チームワーク、コミュニケーション不足があったと思います。

(カントー戦で接戦に持ち込めたのは?)

中スポ 前々からカントー戦には気合いが入るんですよ。昨年も選手権の2回戦では先にトライを挙げて、結果的には7−40の敗戦でしたが、とてもいい試合をした。今季はとにかく(相手のLO)犬飼つぶしで、その対策をよく実践できていた。来年以降は上の2つも気を抜けば、コロッと負ける可能性もある。

(全体の力が接近している?)

中スポ 特に真ん中の5チームは接近していて、サバイバル戦のようでした。

(大東大から中大を見ると?)

スポ大 中大はウチとの試合はキックで来るんですが、今年はいつもほどキックが徹底していないように感じました。その分、ウチが逆転できたのかなとは思います。去年と同じように、後半も徹底的にキックをやられていたら、多分逆転はできなかった。ウチはFWなんで、中大戦は押せていた。キックで外に出され、ラインアウトから展開されると弱いので、キックを徹底されなかったのがウチが勝てた要因かもしれません。

(SO升本の故障が響いた?)

中スポ ペナルティーもらってもタッチに出せないという場面が目立ちました。そこから相手のカウンター攻撃を食らってトライされることもありました。

(ノータッチになった時を想定していない集中力の問題?)

中スポ また、攻撃の時も1人が抜いていっても、つかまったときのフォローがいない。ウチのパターンは「ディフェンスからターンオーバーして速攻」という感じなのですが、速攻してもフォローがいないので逆につぶされちゃって、相手にターンオーバーから攻められることもありました。そういうところで1つになりきれていなかったかなというのはありました。

(法大から見てどうでしたか?)

スポ法 中大戦ではゴールラインのギリギリまで攻め込まれたことはあったのですが、そこで決めきれないところを感じました。

中スポ ゴール前でラックをつくり、アタックラインができて外で人が余っているのに、SOが周りが見えなくて自分で突っ込み、チャンスをつぶしたりしていました。ウイングの「こっちへ回せ」という声が響いていたのが印象に残ります(苦笑)。それは若いんで、来年以降に期待します。
 今年から監督が代わって、今年から若くなってふれっしゅなイメージがある反面、監督自身も気持ちで育て上げ、モチベーションを上げるコンディションづくりができなかったかなと反省していました。

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