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甲子園“宣誓”元球児が淫行で逮捕

 栃木県警少年課などは15日、女子高校生にわいせつな行為をしたとして、県青少年健全育成条例違反(いんこう等禁止)の疑いで作新学院高校教諭、林公則容疑者(25)を逮捕した。調べでは昨年12月、下野市のラブホテルで知り合いの女子生徒(当時17)にみだらな行為をした疑い。同容疑者は20世紀最後のセンバツ大会で1分38秒の長~い宣誓で話題になった球児だった。8年前の甲子園で「21世紀の懸け橋にしたい」と叫んだ宣誓が泣いている。

 この日午後2時半ごろ、林容疑者は作新学院を訪れた県警少年課の警察官に罪状を告げられ、連行後、同2時59分に逮捕された。昨年12月15日午後2時ごろ、知り合いの高校3年の女子生徒とラブホテルに入り、18歳以下と知りながらわいせつな行為をした疑い。

 女子生徒の関係者が下野署に相談したため2人の関係が発覚。林容疑者は取り調べに素直に応じ、容疑事実を「間違いありません」と認めているという。作新学院は同日付で林容疑者を懲戒解雇処分とした。

 林容疑者は05年に作新学院に教諭として採用され、3年の介護福祉に関連する「福祉」の授業を週1時限受け持っていた。ツンツンした短髪で明るくさわやかな性格から女子生徒には人気が高かった。妻と幼い子どもがおり、わいせつな行為をした女子生徒とは不倫関係だった。この日は3年が大学受験で自宅学習になっているため、授業はなかったが校内にいた。

 同校OBの林容疑者は野球部に所属し、00年の第72回選抜高校野球大会に主将として出場し、開会式で選手宣誓をした。「フェアプレーの精神で21世紀への懸け橋になる大会にすることを誓います」と1分38秒にもわたって全国のファンの視線をくぎ付けにした。甲子園では2番一塁でレギュラーで3試合に出場。小柄ながら器用なタイプ。10打数2安打だったが、3試合で3犠打を記録しチームのベスト8に貢献した。

 東北福祉大に進学したが、野球部では背番号のない補欠。作新学院でも野球部とは関係のない一般採用で、05年度から硬式テニス部の女子チームの顧問となり昨年2月の全国選抜大会には監督として登録していた。07年度はパワーリフティング部の顧問だった。

 佐藤孝明校長は「寝耳に水で驚いている。恥ずかしい話だが、服務規定の中に『異性の生徒と1対1で車に乗らない』『生徒と付き合わない』などを盛り込むプロジェクトチームを早急につくらねばならない」と沈痛な表情で話した。林容疑者は現在3年の副担任を務めており、本来ならば3月1日の卒業式で巣立っていく生徒らに卒業証書を手渡すはずだった。

[2008年2月16日9時37分 紙面から]

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