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マリナーズ監督が黒田の入団を熱望

 【ナッシュビル(米テネシー州)5日(日本時間6日)=千葉修宏】マリナーズのマクラーレン監督が、広島からFAの黒田博樹投手(32)獲得のため、大演説を行った。ウインターミーティングの監督定例会見で、黒田の人間性から投手としての資質までを絶賛。「タフなブルドッグ」と、攻めの投球スタイルに早くもニックネームをつけた。最低でも先発3番手に入るとの見方を示して、マリナーズ入りを熱望した。

 ウインターミーティングが行われているホテルの大広間。日米メディアに囲まれながら質問に答えていたマクラーレン監督の言葉にが然、熱がこもった。報道陣から「クロダ」の名前が出た時だった。

 同監督は、先月中旬に極秘来日し、日本で同投手と会った時のことについて話し始めた。「印象に残ったのは、彼が持ってきた我々への質問リストだ。本人のことよりも、家族について多くの質問をされた。それが黒田を表していると思う」と明かした。

 マリナーズはこれまで、黒田の投手としての力量について、念入りなスカウティングを行ってきたという。マクラーレン監督は「彼はタフなブルドッグ。荒々しい競技者だ。投手としての能力は本当に素晴らしい」と説明。その上で「質問リストの件は、彼の違った側面を表している。家族思いの本当に良いヤツだ」と、人間性にまでほれ込んでいると熱っぽく語った。

 4年4400万ドル(約48億4000万円)という破格のオファーや、監督とGMが来日して本人へアプローチするなど、現時点でマ軍は、黒田獲得レースの最前列を走っているといえる。マクラーレン監督の「現状はどうでもいい。獲得さえできれば。それが最低ラインだ」という言葉が、本気具合を示していた。

 同監督はイチロー、城島の存在が、黒田獲得の後押しになってくれることにも期待している。「ウチにはマック鈴木、佐々木、長谷川という日本人選手の歴史がある。そして城島、イチローがいる。城島がマウンドに行けば、言葉の問題はないんだから」という。

 投手陣にはヘルナンデスやワシュバーン、バティスタらがいるが、「少なくとも先発3番手には入る。長い回を投げられるのが良いね。彼が『試合の終盤まで投げさせてくれるか?』と聞いてきたから、投げられるだけ投げてくれ。そして守護神のプッツにつないでくれって言ったんだ」。頭の中にはすでに青写真が出来上がっていた。

[2007年12月7日9時14分 紙面から]

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