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桑田パイレーツとマイナー契約合意

桑田はトークショーに出席し、観客のきわどい質問に苦笑いする
桑田はトークショーに出席し、観客のきわどい質問に苦笑いする

　桑田真澄投手（３９）が昨季所属したパイレーツとマイナー契約で合意したことが３日、分かった。長野・松本市で約６００人のファンの前で「２月のキャンプに行く予定」とメジャー復帰を目指す、と公言した。日刊スポーツのインタビューでは、手術した右足の回復は順調で、今季の目標を「白星１つ」と明かした。

　２年連続の“初仕事”となった松本市でのトークショー。「今後の予定は？」と聞かれた桑田は、ファンの熱い期待を感じ、口を開いた。「契約書を作成しているところで、もうすぐ届くと思う。２月のキャンプに行く予定にしています」。これまでもパイレーツと合意の方向で交渉を進めていたが、条件面で合意し、あとはサインするだけの状態にあることを明かした。今季もマイナー契約から競争を勝ち抜いてメジャーを目指すことになる。厳しい戦いに入っていくことを、ファンに自ら告げた。元旦は久しぶりに日本で迎えたが、「人込みで足（の故障）が怖いから」と初詣でには出掛けなかったという。

　ドッキリ発言の一幕もあった。年配の男性ファンから「巨人の監督になって強い本当のジャイアンツをつくってほしい」と要望が飛び出した。桑田は慎重に言葉を選びながらも「監督は選んでいただいて初めてなれるもの。チャンスをもらえたときには、ちゃんと実力をつけている人間でありたい」と、「将来の監督願望」も口にした。

　１年目では、メジャーまでははい上がったものの、初勝利はならなかった。２年目が保証されているわけではないが、もう１度栄光の場所を目指し、桑田が動き始めた。

［2008年1月4日9時16分　紙面から］

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