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マー君バッティングセンターに映像登板

ティーショットを大きく曲げ悲鳴を上げる田中(撮影・下田雄一)
ティーショットを大きく曲げ悲鳴を上げる田中(撮影・下田雄一)

 あなたもマーくんと対戦だ! 楽天田中将大投手(19)が、バーチャルバッティングマシンで登場することが28日、分かった。

 早ければ来年1月から、全国50~60カ所のバッティングセンターに田中の投球フォームの映像に合わせてボールが投げ出されるバーチャルバッティングマシンが設置される。

 使用される映像はファン感謝祭の行われた17日に宮城球場で撮影済みだった。このマシン、来季に向けて新たに映像が撮影された投手は12球団で田中だけというところに、期待の高さがうかがえる。

 実は、製造元のキンキクレスコ社には、今年の夏ぐらいから問い合わせが殺到していた。バッティングセンターに通う子供たちが田中とのバーチャル対戦を熱望し、いくつかのバッティングセンターのオーナーから「田中のはないのか」と電話がかかってきていた。同社の担当者は「こういう反応は人気のバロメーターになる。今、関西では藤川のマシンが1番人気。田中さんには来季、ますます活躍して、関東での1番人気になってほしい」と期待した。

 この日、田中は選手会主催のゴルフ大会に出場。アプローチとパターに苦しみ、スコアこそ120(63・57)の41位と振るわなかったが、「絶好調でした」というドライバーでは300ヤードショットを連発した。

 どこにいっても注目の的の田中だが、来季は真価の問われる2年目。バッティングマシンでは打たれても、試合では打たれず、人気も実力も不動のものにしたいところだ。【竹内智信】

[2007年11月29日9時22分 紙面から]

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