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プロ野球2008年度契約更改
西武がカブレラ引き留めせず
来季の残留交渉が難航している西武アレックス・カブレラ内野手(35)の退団が26日、決定的となった。保留者名簿の提出期限まであと3日に迫ったこの日、前田球団本部長は「進展はない」と話し、今季年俸6億円からの減俸とみられる条件の見直しはしないことも明言。さらに「球団でもナンバーワンといっていい外国人だし功労者。総合的に考えての誠意を見せたい」と本人の意思を尊重する対応を強調。他球団が獲得に乗り出した場合には「そういうことも含めて(誠実に対応ということ)です」と無理な引き留めを行わないことを示唆した。
また同本部長は「あと3日間あるんでベストを尽くす」と交渉打ち切りは否定したが、条件の上積みもないことからカブレラ側との歩み寄りは困難な状況。保留者名簿に載せずに自由契約とし、他球団に移籍しやすいようにするという意味での誠意を示すことが濃厚だ。
渡辺監督は「ベンちゃん(和田)にしてもカブレラにしても抜けられるのはきつい。どうにかして残ってほしいと思うけど…」と話したが、FA移籍の可能性が高い和田との「ダブル退団」も想定している。代役助っ人獲得もすでに球団に要請していることからも、退団が決定的な状況となった。
[2007年11月27日9時21分 紙面から]
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