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プロ野球2008年度契約更改
清原が9000万円減1億1000万円でサイン
- 契約を更改した清原は会見後一礼する(撮影・田崎高広)
オリックス清原和博内野手(40)が10日、京セラドーム大阪で契約更改交渉を行い、9000万円ダウンの年俸1億1000万円(推定金額)プラス出来高払いで更改した。今季は左ひざの故障と手術で試合に出場できず最大の減俸。それでも球団に感謝し、下位打線を打つ覚悟も示した。
表情は晴れ晴れとしていた。「もう1度グラウンドに立たせてもらえる。お金はいくらでもいい」。復活を信じ、契約してくれた球団に恩返しする決意を明かした。「今年は乱闘も多かったけど、一緒に戦えなかった。でも来年はその部分で一番戦力になれるかな(笑い)」。ラロッカ、ローズに浜中、カブレラも加わることが濃厚で重量打線が形成される。打順にはこだわらず、「タイプの違う強打者がそろってるし、投手の集中力も分散される。投手が弱ってきた時に出て行きたい」とトドメ役を担う覚悟だ。
来年3月20日西武との開幕戦を見据えるが、「結果としてそうなれば最高。でも2段飛ばしでコケても仕方ない。12月、1月が重要になってくる」と慎重に調整を進める。年明けからはハワイ・オアフ島で自主トレを行う。その状況を見ながら1軍宮古島キャンプ、2軍高知キャンプ、神戸でのリハビリかを選択する。
「左足が悪いなら右足1本ででも打ってやろうという気持ちです」。この日から7月の手術後初めてジョギングを開始。過酷なリハビリが続くが、周囲のバックアップが気持ちを支えている。「2歳と5歳の子供が、『負けるな』と書いてくれた紙を部屋のあちこちに張ってます。イチローも帰ってきた時に、ひざどうですかと電話をくれて」。23年目の来季、清原が復活へすべてを懸ける。【松井清員】
[2007年12月11日8時49分 紙面から]
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