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詳細速報 <全日本3・1両国>

◆全日本プロレス「2008 プロレスLOVE in 両国 Vol.4」

◇東京・両国国技館◇2008年3月1日◇17:00 ◇観衆8500人  
健介が小島粉砕で3冠V2/全日本

 3冠ヘビー級王者佐々木健介(41=健介オフィス)が小島聡(37)を下し、2度目の防衛に成功した。ヒール軍団ブードゥーマーダーズ入りして初挑戦の小島のラフファイトとセコンド乱入に苦しみ、ストラングルホールドや北斗ボムといった自分の技を浴びる屈辱も味わった。しかし激しいラリアット合戦を制し、キングバスターから北斗ボムでフォール。小島が担架で退場するほど完膚なきまでにたたきのめした。試合後は4月開催のチャンピオンカーニバル優勝を宣言。鈴木みのる、川田利明、諏訪間、ジョー・ドーリング、太陽ケア、西村修、武藤敬司、新日本の棚橋弘至も参戦を表明した。

 ドリー・ファンクJrは西村修を従え、天龍源一郎、渕正信組と引退試合。教え子たちに囲まれたリングで渕を伝説のスピニングトーホールドで下し、日本ラストマッチを白星で飾った。

▽3冠ヘビー級選手権試合60分1本
○佐々木健介
(王者)
25分18秒 
片エビ固め
小島聡×
(挑戦者)
 佐々木がブードゥーマーダーズ(VM)小島の野望を打ち砕いた。ロックアップから張り手の打ち合いという真っ向ファイトでスタートしたが、すぐにVM近藤が乱入。木刀を持った北斗も加わり、場外は健介オフィス対VMで大混乱となった。佐々木は小島にイスで襲われて防戦一方。延髄へのローリングエルボー、延髄斬りで場外に落とされ、床にブレーンバスターでたたきつけられた。しかし、エプロンに上がった小島のヒザ裏へラリアットをぶち込んで逆転。場外北斗ボムを決めると串刺しラリアット、フェースクラッシャー、ストラングルホールドと一気にラッシュした。終盤戦はラリアットの打ち合い。佐々木はコーナーに座らせてからたたき落す“雪崩式”や、ダイビング式でも3カウントを奪えず。ラリアットをラリアットで刈りあう我慢比べから腕ひしぎ逆十字固めを決めた。小島のCCD、ラリアット、北斗ボムを浴びたが、タイガースープレックスからラリアットで反撃。奥の手キングバスターまで出し、最後は北斗ボムで決着した。

 担架で退場する小島を見届けた佐々木は「今日はうちの次男の5歳の誕生日です! 誠之介! 約束守ったぞ!」と絶叫。さらに「チャンピオンカーニバル(CC)、このオレが優勝するからな!」と宣言すると、放送席の鈴木みのるがエプロンへ。「うるせえよ。てめえのガキの誕生日なんて知るか。家帰ってやれよ。やっぱりお前、ムカつくな。何がCC優勝するだ。そのCCオレも出るぞ。お前ともう1回勝負してやる」と出場表明。川田も姿を見せ「全日本のCCはオレが出ねえと始まんねえんだよ!」と続くと、諏訪間、ドーリング、ケアも出場を宣言した。西村が「我が人生におきまして、この地球上の~」と始めると、武藤が登場。「西村、ちょっと長いよ。前年優勝のオレです。もちろん参戦します。もう1人参戦する、タナ!」と棚橋を呼び込んだ。リング中央に立った棚橋は「1人くらいいい男がいないと盛り上がらない」とナルシストぶりを発揮。「全国の棚橋ファンのみなさん、愛してま~す!」で会場の空気を微妙にした。最後は佐々木が「3冠王者のオレが優勝するぞ!」と改めて宣言した。
▽ドリー・ファンク・ジュニア引退試合60分1本
○ドリー・ファンクJr.
西村修
15分7秒 
回転足首固め
天龍源一郎
渕正信×
 ドリーが最後のスピニングトーホールドで引退試合を白星で飾った。先発を買って出たが、教え子の天龍から逆水平チョップ、グーパンチ、顔面ビンタを浴びる。しかし、かち上げ式のエルボースマッシュで逆転すると、西村と交互にエルボーを発射して天龍をふらつかせた。西村が天龍に卍固めを決めるのと同時に渕をコブラツイストでしめ上げ、ダブルアームスープレックスは3度目の挑戦で決めた。伝家の宝刀スピニングトーホールドの体勢に入ったが、天龍にカットされる。渕の首固めをキックアウトして再びスピニングトーホールド。再び天龍に邪魔されたが、西村が天龍を足4の字固めに捕らる間にスピニングトーホールドでギブアップさせた。

 試合後はテンガロンハットをかぶって引退セレモニー。報道各社、俳優坂口憲二、馳浩PWF会長、マサ斎藤氏、武藤敬司から花束、記念品、写真パネルを受け取ったドリーは、最後にリングに上がったマティ夫人と熱いキス。記念写真に納まり、テンカウントゴングを聞いた。
▽60分1本
○武藤敬司
棚橋弘至
21分6秒 
体固め
川田利明
太陽ケア×
 プロレスLOVEタッグが王道タッグに快勝した。全日本ファンにブーイングで迎えられた棚橋は、ケアとのファーストコンタクトの前にエプロンの川田へエルボーを一撃。試合中も顔面への張り手で挑発した。怒った川田に場外で串刺し顔面蹴り、ワンツーエルボーで痛めつけられたが、その後も攻撃の手は緩めなかった。武藤が川田にドラゴンスクリューから足4の字固め、棚橋がケアにドラゴンスクリューからテキサス四ツ葉固めで競演。棚橋が川田の急角度バックドロップを浴びて孤立した武藤だが、ケアのTKOをかわしてシャイニングウイザード(SW)を放つと、棚橋が肩車したケアにシャイニングインパクト、川田には串刺しSWを決めた。さらにケアに背後からSWを決め、棚橋がハイフライフローでつないだ。最後は武藤がとどめのSWで3カウント。武藤がLOVEポーズ、棚橋が「愛してま~す」ポーズを同時に決めて勝利を喜んだ。
▽世界ジュニアヘビー級選手権試合60分1本
○シルバー・キング
(挑戦者)
12分29秒 
片エビ固め
中嶋勝彦×
(王者)
 中嶋が王座から陥落した。キングのパワーファイトに守勢に回る。キックで動きを止めようとするが、決定的なダメージを与えられない。逆に顔面、頭部を狙った大技に追い詰められた。2段蹴り、ジャーマンでも3カウントは奪えず、ついにキング得意のデスバレーボムを食った。最後までペースをつかめないままムーンサルト、デスバレーの波状攻撃に4度目の防衛に失敗した。
▽30分1本
○諏訪魔10分55秒 
体固め
TARU×
 諏訪魔がブードゥーマーダーズ(VM)と完全に決別した。凶器、反則攻撃の前に我慢の時間が続いた。場外の机に寝かされてダイブ攻撃を浴び、TARUドリラーで窮地に。さらに両手を手錠でつながれ、TARUにビール瓶で一撃を食った。しかし激痛に耐えると、力づくで手錠を破壊。こん身のラストライドで3カウントを奪った。
▽30分1本
ジョー・ドーリング
カズ・ハヤシ
○土方隆司
9分53秒 
飛び付き腕ひしぎ逆十字固め
ゾディアック
近藤修司
谷崎なおき×
 正規軍がブードゥーマーダーズ(VM)をねじ伏せた。カズは近藤と得意技を返し合う見ごたえのある攻防で、ドーリングもゾディアックと激しくぶつかり合って互角の展開。土方もVMの連係に攻め込まれたが、最後は飛び付き腕ひしぎで谷崎からキッチリ勝利を奪った。
▽30分1本
○NOSAWA論外
MAZADA
TAKEMURA
13分53秒 
超高校級横回転エビ固め
T28×
大和ヒロシ
KAI
 若武者トリオが百戦錬磨の東京愚連隊の壁にはね返された。大和が連係攻撃のえじきになり、KAIはTAKEMURAのパワーファイトに押された。終盤にようやく3人のコンビネーションがよくなり、T28がファイヤーバードスプラッシュでNOSAWAを追い込む。KAI、大和もプランチャで東京愚連隊を分断したが、T28が一瞬のスキを突かれ、NOSAWAの金的キックからスクールボーイに屈した。
▽30分1本
○真田聖也
駿河一
10分51秒 
逆エビ固め
征矢学
CJオーティス×
 真田、駿河組が生え抜きの意地を見せた。オーティスのハツラツファイト、征矢のパワーに手を焼いたが、終盤になって真田がオーティスをコブラツイストで捕獲。駿河が征矢をカットする間に、2度目の逆エビ固めでタップを奪った。


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