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詳細速報 <IGF2・16有明>

◆IGFプロレスリング「GENOME3 猪木Memorial65」

◇東京・有明コロシアム◇2008年2月16日◇18:00 ◇観衆6139人  
小川がバーネットに“延長”勝利

 小川直也がジョシュ・バーネットとのエース対決を制した。1度は腕ひしぎ逆十字固めにレフェリーストップ負けを宣告されたが、足がロープにかかっていたのを認められ、アントニオ猪木の許可を得て延長戦へ。劣勢が続いたがSTOボンバー2発で逆転した。試合後は田村潔司に因縁をつけるなど、IGFの中心として最後まで存在感を見せた。

 第5試合にはIWGPタッグ王者のトラヴィス・トムコが電撃参戦。アレクサンダー大塚を下すとIWGPベルトを投げ捨てて新日本との決別を宣言した。

写真=猪木(右)の前でバーネットにSTOを決めた小川

▽無制限1本
○小川直也5分13秒 
片エビ固め
ジョシュ・バーネット×
 小川は腕ひしぎ、ワキ固めを決められて劣勢が続いたが、払い腰で反撃に転じるとマウントポジションから掌底、腕ひしぎを繰り出した。場外戦をはさんでジャーマン、左ハイキック、バックドロップを浴び、再びフロントネックチャンスリーを食ったが、強引なSTOボンバー2連発で3カウントを奪取する逆転勝利を挙げた。

 試合後、出場全選手がリングに上がると、田村潔司がリングに上がり猪木に花束を贈呈。これを見た小川は「何でお前があげるんだよ。どこにいたんだよ。お前何でパンツはいてねえんだ?」とクレームをつけ、田村の胸ぐらをつかんだ。「次の大阪…」と言いかけたが、田村は無視して退場。小川が「何だお前は。やる気あるのか!」と怒りを持て余していると猪木が「それでは、これにおきまして」とエンディングへ。「不景気をぶっ飛ばそうということで」とダーッ!を決めた。
▽無制限1本
○ジョシュ・バーネット4分48秒 
腕ひしぎ十字固め
小川直也×
 小川がIGFエース対決でバーネットを倒した。猪木と行動をともにしていた時の入場曲でリングに登場したが、バーネットのサブミッションに劣勢で掌底連打からフロントネックチャンスリーを浴びる。頭から落ちる危険な技で次の瞬間、腕ひしぎ十字を決められた。足がロープにかかっていたが、腕が完全に伸びたのを確認した和田レフェリーは試合を止めた。

 納得いかない小川が強硬に抗議すると、リングサイドの猪木が小川にギブアップしていないことを確認。「最後までやってみろ!」と延長戦を認めた。和田レフェリーも「平サブレフェリーがロープに足がかかっているのを確認していた」とミスジャッジを認め、猪木も「立会人」としてリングに上がって試合が再開された。
▽無制限1本
○人喰い義生3分21秒 
前方チョーク式裸絞め
モンターニャ・シウバ×
 義生が少ないチャンスをものにした。シウバのハイキックをかわして背後からのタックルでダウンさせたが、長い脚でロープブレークを許した。スタンドの攻防ではパンチを狙ったが重いヒザ蹴りでコーナーに追い詰められた。タックルも効果的に決まらなかったが、相手がマットに手をついたチャンスにフロントチョークへ。1度は持ち上げられたが、シウバが前のめりに倒れるとレフェリーが試合をストップ。義生がKO勝ちした。
▽無制限1本
○ブッカーT12分21秒 
片エビ固め
TAJIRI×
 ブッカーTが元WWE対決を制した。序盤はTAJIRIのインサイドワークに翻ろうされ、中盤には顔面ミサイルキック、ハイキック、ハンドスプリングエルボー、ニールキックで攻め込まれる。ブックエンドは決めたがシザースキックはかわされ、トラースキック、グリーンミスト、ミサイルキックを浴びてピンチに陥った。しかし、リングサイドに駆け寄ったサイモン猪木氏がTAJIRIの集中力を乱した。TAJIRIがサイモン氏にスライディングキックを放ったスキを突いてトラースキック。最後はスピンルーニーからシザースキックの必殺パターンで3カウントを奪い、IGF初参戦を勝利で飾った。
▽無制限1本
○トラヴィス・トムコ3分34秒 
腕固め
アレクサンダー大塚×
 電撃参戦のトムコが大塚を下した。「今後、IGFに出たいという選手がいる」とサイモン猪木氏に紹介され、TNAとIWGPのタッグベルト2本を持って入場。素早いタックルとジャーマンで大塚に先制されたが、スパインバスター、ガードポジションでのパンチと力任せの攻めで圧倒しアームロックで左腕を痛めつけた。再びジャーマンを狙われたが阻止してアームロック、カウンターでパワースラムを決める。大塚を持ち上げて力を誇示すると乱暴にたたき落としてアームロックを決め、タップを奪った。

 試合後、IWGPベルトを投げ捨てると「(日本では)新日本なんかじゃなく、1番の団体であるIGFでやっていくつもりだ」とTNAのベルトを掲げてアピールした。
▽猪木誕生日セレモニー
 猪木が登場した。20日の65歳の誕生日を前に、リングには餃子でつくったケーキが用意された。「元気な猪木の安全餃子」と1個口にしたが、中につまようじが入っており「安全じゃなかった」と笑いを誘う。田中秀和リングアナのコールで将軍KY若松とスーパー・ストロングマシン、ガスパーのマスクをかぶった木村健吾とボブ・オートンJr.、スタン・ハンセンが登場。最後に亀田史郎氏がリングに上がり、それぞれが花束を贈った。
▽無制限1本
○ダニー・イグアス1分20秒 
TKO
安田忠夫×
 安田が惨敗した。ゴングと同時にイグアスと組み合い、グラウンドに持ち込んでフロントチョークを狙ったがロープに逃げられた。スタンドに戻るとニーリフトで攻め込まれ、4発目は体が浮くほど強烈な一発。安田は立ち上がれず、わずか80秒でKO負けした。
▽無制限1本
○エリック・パーソン7分23秒 
エビ固め
タカ・クノウ×
 クノウが逆転負けした。柔道着を巧みに使ってパーソンの左腕を封じるなど優勢に試合を進めた。相手の打撃に付き合ってローキックを放つとドラゴンスクリューで返されたが、場外エスケープで仕切り直し。スタンドのフロントネックロックで絞め上げ、飛びついて三角絞めを狙う体勢が、逆に片エビに固められる形になってまさかの3カウント。IGFルールに泣いた。
▽無制限1本
○小原道由4分28秒 
TKO
沢田敦士×
 小原が初勝利を目指す小川の弟子沢田を一蹴した。序盤は様子を見ていたが、ヒザ蹴り連発から走り込みヘッドバットでダウンを奪うと逆片エビ固め。さらに裏投げから再びヘッドバットと、レフェリーの制止を無視して何発も打ち込んだ。腕ひしぎを狙う沢田を持ち上げ、後頭部からマットにたたきつけてKO。キャリアの違いを見せ付けた。
▽無制限1本
○大久保一樹5分24秒 
逆片エビ固め
浜中和宏×
 オープニングで立会人を務めるドリー・ファンクJr.、ザ・コブラ、木村健吾、藤原喜明がそれぞれテーマ曲で登場した。

 大久保がオープニングマッチを制した。パンチ、キックのラッシュで浜中にヒザをつかせスリーパーに捕らえたが、俵返し、スパインバスターの形でマットにたたきつけられた。下から三角絞めを狙うも、持ち上げられてパワーボム。これを耐えて左足を取って足首固め。ロー、ハイキックでダウンさせると、相手の痛めている右足を取って逆片エビ固め。1度はロープに逃げられたが、リング中央に引きずり戻してタップを奪った。


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