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詳細速報 <新日本2・17両国>

◆新日本プロレス「Circuit2008 NEW JAPAN ISM」

◇東京・両国国技館◇2008年2月17日◇17:00 ◇観衆9500人  
中邑がアングル破りIWGP統一

 2代目IWGPヘビー級ベルト保持者の中邑真輔(28)が、3代目ベルト保持者のカート・アングル(39=米国)を下して初防衛、ベルト統一に成功した。キャリアで勝るアングルに攻め込まれたが3度のアンクルロックも耐え抜ぬいて13分55秒、腕ひしぎ逆十字固めでギブアップ勝ちした。

 IWGPジュニアタッグ選手権は 挑戦者の獣神サンダー・ライガー、AKIRA組が稔、プリンス・デヴィットの王者組を下した。王者組は初防衛に失敗した。

 IWGPタッグ選手権は 挑戦者の真壁刀義、矢野通組がジャイアント・バーナード、トラヴィス・トムコの王者組を下した。王者組は6度目の防衛に失敗した。 

 <永田が体のしびれ訴え両国大会欠場> 新日本プロレスの永田裕志選手(39)が17日の両国国技館大会を欠場した。試合前の練習中に左半身のしびれやめまいを訴えたためで、診察、治療のため都内の病院に向かった。同選手はこの日、後藤洋央紀とのシングルマッチに出場予定だったが試合は中止された。

▽IWGPヘビー級選手権試合ベルト統一戦無制限1本
○中邑真輔
(2ndベルト保持者)
13分55秒 
腕ひしぎ逆十字固め
カート・アングル×
(3rdベルト保持者)
 2代目IWGPベルト保持者の中邑が3代目ベルト保持者アングルを下し、ベルトを統一した。関節の取り合うグラウンドの攻防で試合は静かにスタートしたが、中邑はフロントスープレックスで場外に投げ捨てられると劣勢。アングルスラムをDDTで切り返して月面水爆を狙ったが、雪崩式アングルスラムからアンクルロックに顔が歪んだ。チョーク式裸絞めも再びアンクルロックに捕まる。必死に耐え抜いてランドスライドを放ったが、3度目のアンクルロック。絶体絶命のピンチからスキを突いての必殺腕十字。耐えるアングルの右腕を客席の大声援を背に抜き取って、ついにギブアップを奪った。

 試合後、中邑「正直信じられない。このIWGPへの思いはどのレスラーにも負けない。このベルトはオレたちだけのものじゃない。過去の偉大な先輩方が築き上げたもの。今日からが本当のIWGP。IWGPは世界一です。誰にも負けない。一番強いのはプロレスなんだ」と絶叫した。
▽IWGPタッグ選手権試合60分1本
○真壁刀義
矢野通

(挑戦者組)
16分30秒  
片エビ固め
ジャイアント・バーナード
トラヴィス・トムコ×

(王者組)
 真壁、矢野組がGBH流ラフ殺法で王座を奪取した。5度連続防衛の外国人王者組にパワーで押されてゴング直後から劣勢。トムコに場外で合体パイルドライバーを浴びせ、鉄柱にたたきつけ、チェーン攻撃を繰り出したが、代わったバーナードのパワーに再び押し返された。しかし、窮地でGBHが真骨頂を発揮。矢野がマジックキラーであわやの場面に陥ったが、セコンドがレフェリーの足を引っ張ってフォールを阻止。真壁がトムコに打ちのめされても、再びセコンドがイス攻撃でアシストした。真壁は両腕にチェーンを巻きつけてトムコにラリアットを放ち、トップロープからのキングコングニードロップで逆転勝利をつかみ取った。
▽30分1本
○棚橋弘至18分54秒  
片エビ固め
AJスタイルズ×
 棚橋がTNAの天才AJスタイルズを撃破した。立ち上がりは脚を攻められ、エプロンでブレーンバスターを食うなど苦戦。スリングブレイドからハイフライで逆襲しようとしたが剣山でカットされ、変形肩固めを決められた。スタイルズクラッシュをドラゴンスクリューで切り返すもテキサスクローバーホールドは決まらない。しかし、ドラゴンスリーパー合戦を制してファイナルカットでダウンさせ、ハイフライフローでフィニッシュした。
▽IWGPジュニアタッグ選手権試合60分1本
○獣神サンダー・ライガー
AKIRA

(挑戦者組)
14分55秒  
体固め

プリンス・デヴィット×

(王者組)
 ライガー、AKIRA組が王座を奪取した。序盤は王者組の空中戦に後手に回ったが、デヴィットに攻撃を集めて反撃。AKIRAは稔のミノルスペシャルをSTFで切り返して見せた。ミサイルキックの誤爆からライガーがデヴィットの雪崩式ブレーンバスター、フットスタンプを食ったものの、王者組の分断に成功。AKIRAのムササビプレスにライガーが垂直落下式で続き、C.T.Bから浴びせ蹴り、雪崩式ブレーンバスターで決着した。王座組は初防衛に失敗した。
▽20分1本
長州力
○蝶野正洋
越中詩郎
スーパー・ストロングマシン
8分55秒  
体固め
天山広吉 
邪道 
外道 
石井智宏×
 けいつい損傷から復帰した天山たが、4カ月ぶりの試合は無残な結果になった。先発で登場し、蝶野を場外、リングと連れ回して暴れまくり完全復活をアピール。越中のヒップアタップが邪魔になったが、チームの連携で長州を捕獲し、ラフ攻撃を織り交ぜながらうまく戦った。しかし、石井がリキラリアットから蝶野のSTFに捕まる。カットしようとした天山がダイビングヘッドバットを誤爆すると、石井はマシンのセントーン、蝶野のシャイニングケンカキックでマットに沈んだ。

 試合後、GBHリーダーの天山は仲間3人のリンチに遭った。石井にラリアット、邪道、外道にはつばを吐きかけられた。続いて蝶野を除くレジェンド軍にも暴行された天山は、失意のまま控室に戻った。
▽20分1本
○クリストファー・ダニエルズ13分  
片エビ固め
井上亘×
 ジュニア王者の井上が完敗した。ダニエルズにキック、逆片エビで左脚、腰を徹底的に攻められダメージを負った。プランチャで反撃に転じ、トライアングルランサーを決めたが、スタガリンブローは踏ん張りが利かずに体勢が崩れて失敗。エンジェルズウイングからベスト・ムーンサルトを浴びて3カウントを聞いた。

 試合後、ダニエルズは井上のベルトを手に次期挑戦者に名乗りを上げた。
▽20分1本
○中西学
飯塚高史
金本浩二
タイガーマスク
9分45秒  
アルゼンチン式背骨折り
田口隆祐
裕次郎
石狩太一×
内藤哲也
 田口ら若手組にベテランが立ちはだかった。ゴング前に中西を襲い、4人同時の低空ドロップキックを決め先制したものの徐々にペースダウン。石狩が中西をジャーマンで投げ捨てたが決め切れず、逆に野人ハンマーからアルゼンチンにギブアップした。


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