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山形国際D映画祭大賞に王兵監督「鳳鳴」
山形市で開催中の山形国際ドキュメンタリー映画祭は10日、各賞の受賞者を発表し、インターナショナルコンペティション部門大賞に王兵監督(中国)の「鳳鳴-中国の記憶」を選出した。
「垂乳女」を出品した河瀬直美監督は特別賞を受賞した。11日に受賞作品のアンコール上映を行い、映画祭は閉幕する。
王監督は03年に続いて2度目の大賞受賞。「前回と違い、今回はシンプルで小さな作品なので意外だった。このことで映画とは何かを考えることになると思う」と語った。
約100カ国・地域の969本の応募作品の中から大賞に選ばれた「鳳鳴」は、文化大革命などで迫害された女性新聞記者の人生を描いた作品。
アジアの新進作家を対象にした「アジア千波万波」部門では、馮艶監督(中国)の「稟愛」が小川紳介賞を、野本大監督の「バックドロップ・クルディスタン」が市民賞を受賞した。
[2007年10月10日22時31分]
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