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大沢たかお本物の築地魚河岸三代目だった

築地市場を再現した都内のスタジオで撮影に臨んだ大沢たかお(右)と田中麗奈
築地市場を再現した都内のスタジオで撮影に臨んだ大沢たかお(右)と田中麗奈

 築地市場を舞台にした人気コミック「築地魚河岸三代目」が映画化され、大沢たかお(39)が主演を務めることが9日、分かった。商社マンから仲卸業者に転身する主人公を演じるが、大沢の父方の祖父は築地市場で仲卸を営んでいた。大沢は「縁を感じますし、やっぱりうれしい。やりがいもあります」と水を得た魚のように張り切っている。父は仲卸を継がなかったが、親せきに受け継がれており、まさに「築地魚河岸三代目」なのだ。

 9月初めから開始した撮影では築地市場ロケが何度も行われた。熱気をそのままフィルムに焼き付けるため、撮影は営業時間内に行った。激しい往来の中、威勢のいい掛け声が響く市場内での撮影は「臨場感があっていいですね」と頼もしい。東京・築地に本社を構える松竹が映画化する。

 原作は「ビッグコミック」(小学館)で連載中。単行本全20巻で累計約250万部の売り上げを記録。築地市場を舞台に、転職した主人公が独特のルールや人間関係にもまれながら「食のプロ」たちを相手に成長していく姿を、魚河岸らしい人情味やぶつかり合いを交えて描く。大沢も「エネルギーをぶつけ合いながら成長する主人公の姿に魅力を感じる。心の中にあいた部分が埋まっていくような気持ちになる作品です」という。

 仲卸業者店主を父に持ち、主人公の恋人でもあるヒロインを田中麗奈(27)が演じる。田中は初共演となった大沢を「撮影現場でも頼もしくてエネルギーが伝わってきます」。メガホンは松原伸吾監督(60)がとり、来年公開。

[2007年10月10日8時52分 紙面から]

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