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「市民ケーン」の台本1000万円で落札
競売大手サザビーズは11日、米映画の鬼才、故オーソン・ウェルズが脚本、監督した映画「市民ケーン」(1941年)で用いた台本の最終稿がニューヨークでオークションにかけられ、9万7000ドル(約1000万円)で落札されたと発表した。同映画がアカデミー脚本賞を受賞した際のオスカー像には買い手がつかなかった。AP通信が伝えた。
台本にはウェルズの助手による手書きの修正や削除の跡が多く残り、新たなシーンもいくつか追加されているなど貴重な資料。落札者は明らかにされていない。
オスカー像は2003年にウェルズの遺族側から購入したロサンゼルスの慈善団体が出品していた。サザビーズでは再度オークションにかけることはせずに、独自に買い手を探すという。予測落札価格は最高で120万ドルだった。
[2007年12月12日12時19分]
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