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米脚本家組合のストが終結へ
待遇改善を求めてストライキを続けていた米脚本家組合(WGA、組合員約1万2000人)は12日、制作会社側から新たな労使契約案が提示されたことを受けた組合員投票を行い、圧倒的な賛成多数でスト収拾を決めた。
13日に脚本家らがハリウッドなどで職場復帰する見通しで、約3カ月ぶりにテレビや映画の制作が正常化へ向かう。懸念されている今月24日のアカデミー賞への影響も回避されそうだ。
WGAは、インターネットや携帯電話などを通じたテレビ番組や映画の配信に伴う報酬の増額などを含む新たな労使契約を結ぶよう要求。制作会社で組織する映画テレビ制作者同盟(AMPTP)が拒否したため昨年11月5日、約19年ぶりとなるストに突入した。
今年1月に再開した協議で、AMPTPは報酬増を含む新たな契約案を提示していた。
ストにより、テレビや映画の制作の現場で脚本供給が滞り、制作開始が遅れるなど大きな影響が出たほか、1月のゴールデン・グローブ賞の授賞式が中止された。ストの経済損失は32億ドルとの試算もある。
[2008年2月13日14時46分]
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