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ウィル・スミス初共演息子をベタ褒め

 米俳優ウィル・スミス(38)が19日、映画「幸せのちから」(27日公開)の来日会見を都内で行った。

 本作で実の息子、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス(8)と初共演。「感情の起伏を表現することにたけている」「シーンを説明しただけですべてを理解できる」などとべた褒め連発。息子の唇にキスするシーンがあるが「スミス家では当たり前のこと。わが息子だから自然にできた」と親子共演の効果を強調。さらに「自分の演技に泣くのはおかしいかもしれないけど、涙なくしては見られなかった。いろいろな作品に出たが、最高の演技だったと思う」。ついには自分の演技に最高点を付けるまでに及んだ。

 実際、スミス親子の演技はすでに高い評価を得ている。米放送映画批評家協会賞では主演男優賞にスミス、新人男優賞にジェイデンと、親子でノミネート。23日に発表されるアカデミー賞でもダブルノミネートが期待される。もし息子だけが受賞したら? と聞かれると「お前の父親なんだからオスカーをオレによこせ、と言うね」とまんざらでもなさそうだった。映画はホームレスの男が息子を育てながら億万長者になっていく姿を描く感動作。

[2007年1月20日7時46分 紙面から]

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