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唐沢、豊川、常盤「20世紀少年」主役に

 人気コミック「20世紀少年」が3部作で実写映画化され、メーンキャストを唐沢寿明(44)豊川悦司(45)常盤貴子(35)が務めることが3日、分かった。総製作費がシリーズ合計60億円の超大作となる。原作コミックは全22巻で2000万部を売り上げ、世界11カ国で翻訳版も出版。昨年末の映画化発表以来、米国をはじめ世界34の国と地域から配給オファーが殺到している。メガホンは堤幸彦監督(52)がとり、東宝配給で公開。

 SFサスペンス「20世紀少年」の映画化が空前のスケールで動きだした。シリーズ合計製作費60億円は、1つのプロジェクトに投じる予算として邦画では歴代最高。堤監督は「原作の雰囲気を忠実にクリアするために圧倒的な量のシーンの撮影とCGを使ったVFX(視覚効果)が必要」と説明する。撮影地も世界規模で国内のほか、ニューヨークやロンドン、パリ、北京、バンコク、リオデジャネイロ、マドリードなど世界各都市で撮影を行う。

 撮影・公開スケジュールも邦画の枠組みを超える。シリーズ化を視野に入れていても、通常は第1作の興行成績次第で続編製作を決断する。「20世紀少年」製作陣は原作が持つ、圧倒的なスケールや複雑な物語展開を1本の作品に集約することが難しいと判断。いきなり、3部作のシリーズ作品として製作・公開する。

 主人公ケンヂは唐沢が演じる。幼なじみを集めて悪の組織と戦う正義感強い男で、原作の大ファンでもある唐沢は「読んだ時の衝撃は今でも鮮明。主人公を演じられることを光栄に思います」。ケンヂの幼なじみでワイルドな魅力を持つオッチョ役に決まった豊川は「原作ファンを裏切らないように丁寧に演じていきたい」。ケンヂに思いを寄せていた幼なじみのユキジ役の常盤も原作のファンで「まさか実写で映画にするなんて!」と、映画化自体に驚いている。

 原作が世界11カ国で翻訳出版されていることもあって、映画化は世界各国から注目されている。欧米、アジア合わせ34の国と地域の映画会社から配給オファーが届いており、世界公開は確定している。撮影はすでに始まっており、第1、2作を6月まで撮影、8月から第3作に入る。東宝配給で公開は第1作が8月30日、第2作が来年1月、第3作が来年秋に公開。

[2008年2月4日7時35分 紙面から]

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