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木村多江が妊娠、舞台「大奥」は降板

 女優木村多江(36)が妊娠したことが7日、分かった。結婚生活2年で授かった第1子で9月末に初日を迎える舞台を降板する。ホラードラマ「リング」「らせん」で幽霊・貞子の演技をきっかけに、薄幸な役を次々こなす演技力で舞台、映画、ドラマに幅広く出演。自他共に「日本一不幸が板についた女優」と認める演技派が、私生活では幸せをつかんでいる。

 木村は05年6月に大手広告代理店社員と結婚した。妊娠について木村の所属事務所は「事実です」と認めているが、詳細についてはタイミングを見て発表する方針だ。

 現在、主演するNHK土曜ドラマ「上海タイフーン」(9月放送)を収録中で、先月は上海ロケも行った。今月4日に行われた映画「怪談」の初日舞台あいさつにも出席し、元気な姿を見せている。東京・明治座で舞台化される「大奥」(9月29日開幕)にもテレビシリーズに引き続き出演予定だったが、約1カ月にわたる長丁場のため体調を考慮して降板が決まった。木村に代わり中山忍(34)が奥女中初島を演じる。

 舞台女優出身で演技力の高さとはかなさを漂わす美しい顔立ちからか、これまでは薄幸な役柄が多かった。99年、フジテレビ系ドラマ「リング」のカギを握る幽霊・貞子を演じて、一気に注目された。その後「氷の世界」で殺される教師、「白い巨塔」(いずれもフジテレビ系ドラマ)で末期がんのキャリアウーマンなど、薄幸な役が相次いだ。命を落とす役も多く、木村自身もインタビューなどで「日本一死体役が似合う女優になりたい」と話したこともある。

 役の上で不幸を背負うことが多かったが、結婚後も出演作は相次ぎ最近では主演作も制作されている。年齢とともに充実する女優業だけでなく私生活でも幸せが続いている。

[2007年8月8日8時13分 紙面から]

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