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拓郎ぜん息性気管支炎で全国ツアー延期

 急性気管支炎のため全国ツアー2公演を延期して療養中の歌手吉田拓郎(61)が、新たに6公演を延期することが8月31日、発表された。この日午後、主治医の診察を受けたところ「喘息(ぜんそく)性気管支炎」と診断された。約3週間の安静加療が必要といい、4日から24日まで6カ所で予定されていた公演を12月~来年1月に先送りする。復帰は30日の熊本市民会館公演を予定している。

 拓郎は先月24日に風邪による扁桃(へんとう)炎を患い、同日にパルテノン多摩で予定されていた公演を延期。続く28日の江戸川区総合文化センター公演も「急性気管支炎のため約1週間の自宅療養・安静・加療を要する」と診断されて延ばした。ツアーは先月21日からスタート。4日の岩手公演から再開する予定だったが、復帰はかなわなかった。

 拓郎は03年に肺がんの摘出手術を成功。昨秋の「つま恋コンサート」では約3万5000人の前で熱唱し、完全復活をアピールしていた。

[2007年9月1日7時57分 紙面から]

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