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フックン長男「金八先生」で俳優デビュー
元シブがき隊の布川敏和(42)の長男布川隼汰(しゅんた=15)が、10月11日スタートのTBS系ドラマ「3年B組金八先生 第8シリーズ」(木曜午後9時)で俳優デビューすることが16日、分かった。母つちやかおり(43)は同番組第1シリーズに出演しており、布川も「2年B組仙八先生」出身。親子で同シリーズの生徒役は初めてで、家族で桜中学の同窓生となる。
つちやは79年の第1シリーズに阿部トシエ役で、布川は「仙八」に黒部寿人役で出演していた。隼汰は趣味のサッカーを生かしたサッカー部員役で、部活動をめぐる悩みに直面する少年を演じる。TBSによると、親子で武田鉄矢演じる金八先生が担任する3年B組の生徒を演じるのは初めて。
父譲りの癒やし系笑顔の隼汰は「父と母のドラマは小さいころ、再放送で見た記憶があります。今、記憶を思い出しながらやっています」と、照れながら語った。収録は始まったばかりだが、友達作りが得意で、すぐに現場に溶け込んだ。
サッカー少年だったが、「5~6歳のころ、父のウルトラマンダイナの現場に行って、よーいスタートの後の父の顔が、見たことないぐらい格好良かった」と、役者への夢を抱いた。昨年の正月、サッカーを辞め、演技の勉強を始めた。今年夏、番組オーディションを受け合格。「僕、もともと目立つのが苦手で、小学校の時に生徒会長とかやってる友達にあこがれてました。で、その友達を目標に運動会で応援団とかやって、人の前に立つ刺激を感じるのが楽しくなれました」。欠点を自力で克服してきた。
両親も息子の夢を知り、驚いた。つちやは「オーディション受けるって段階から私だけ興奮して、合格した時は号泣しました」。布川の胸中を代弁して「うれしいんでしょうけど、息子には頑張れとしか言えないみたい。2人ともどんな姿でテレビに映るのか心配で。でも、これで親子3人で桜中学の校歌を歌えます」と、興奮気味。恩師の武田に手紙も書いたという。
両親の心配をよそに、隼汰は「阿部寛さんみたいに、圧倒されるようなオーラを感じる役者になりたい」と話し、しんの強さを瞳に宿らせていた。
[2007年9月17日8時33分 紙面から]
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