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二男逮捕に三田佳子「親としてダメ」

記者会見で涙を流しながら謝罪する三田佳子(撮影・鈴木豊)
記者会見で涙を流しながら謝罪する三田佳子(撮影・鈴木豊)

 女優三田佳子(66)がまたも途方に暮れた。二男で歌手の高橋祐也容疑者(27)が15日夜、東京都港区内の路上で覚せい剤を所持していたとして、警視庁三田署に覚せい剤取締法違反で逮捕された。同法で逮捕されるのは少年時代を含め3度目。16日、都内の仕事場で会見した三田は息子の不審な行動から19日に入院の準備を進めていたことを明かした。「親としてダメで、力足らずでした」と謝罪とともに涙をこぼした。

 会見は、三田の主演舞台のけいこが行われている江東区内のスタジオで行われた。100人を超える報道陣の前に現れた三田はしょうすいした様子で「突然のことで心の整理ができていません」と、用意した夫の元NHKプロデューサー高橋康夫氏と連名のコメントを読み上げた。

 それによると、今年1月、祐也容疑者が独り言を言ったり、重いうつ傾向にあるなど様子がおかしく、警察や病院に相談するか悩んだ末、本人を説得。1月から2カ月間、精神科の病院に入院させた。

 退院後の祐也容疑者は仕事をせず、三田もこれまで通り芸能活動を続けていいのか、何か体を使う仕事の方がいいのでは思案したという。三田も仕事より子供の監視をするべきかと悩んでいたという。一方で、今月発売の週刊朝日では長男の俳優森宮隆(32)と対談。過去の騒動について「彼が失敗したことで私たちが学んだこともあるし、家族も近づいたから、そういう意味ではよかったと思っている」と振り返った。その裏では、27歳になった祐也容疑者に依然として苦悩する日々が続いていた。この1週間で本人のうつ状態がひどくなり、もう1度専門の病院に入院させるべきとの結論に達し、19日から精神科の病院に入院する段取りを済ませた矢先の逮捕だった。

 コメントを読み上げながらも、何度も涙で言葉を詰まらせた三田は、前夜、逮捕を知って一晩泣き明かしたという。3度目の逮捕に「私たち夫婦の養育、教育の失敗に起因するものだと思っており、おわびのしようもございません。親としてダメで、力足らずでした」と謝罪を繰り返した。

 拘置されている祐也容疑者から三田に対し弁護士を通して「申し訳ありません」との謝罪の言葉があったという。裁判では実刑は確実だが、三田は「このようにしてしまった責任のある私たち夫婦がこの子を放置するようなこともできず、これが最後になるように努力していきます。自分のやったことをしっかり自覚し、罪の償いをしてきてもらいたい」と力を込めた。

 三田は12月1日初日の名古屋・御園座公演「エドの舞踏会」を控え、この日は心労でけいこは休んだ。00年の2度目の逮捕時は翌月の舞台を降板したが、今回は「やることが大事。仕事を捨てたら無責任で、私には何もなくなってしまう。舞台を捨てることはできません」と舞台に立つ意向を明かした。「エド-」は来年2月に明治座でも上演されるが、映画やドラマはないという。66歳の大女優が再び大きな重荷を背負った。

[2007年11月17日9時17分 紙面から]

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