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ZARD“初紅白”坂井さん生前の夢実現

 がん闘病中の5月27日に転落死した音楽ユニットZARDのボーカル坂井泉水さん(享年40)が、大みそかのNHK紅白歌合戦に“初出場”することが6日、発表された。生前に録音した坂井さんのボーカルに生バンドの演奏と未公開映像を合わせたフィルム公演形式で大阪から生中継する。デビュー15周年だった昨年もオファーを受け「チャンスがあれば」と前向きに検討したが、病に倒れて断念していた。夢がついにかなう。

 生前の願いが実現する。「チャンスがあれば出てみたい」と話していた紅白の舞台に、坂井さんが導かれるように登場することになった。NHKが紅白の目玉企画の1つとして、坂井さんをしのぶコーナーを設ける。

 急逝直前の坂井さんが楽曲制作のベースを大阪に置いていた縁で、NHK大阪ホールから生中継する。今年9月7日の大阪フェスティバルホール、同14日の東京・日本武道館で開催した追悼フィルム公演と同じ形でステージを展開。在りし日のライブ風景やスタジオで過ごす様子などの未公開映像をスクリーンに投影し、ZARDに縁のある十数人のメンバーが生バンドに参加。GARNET CROWのキーボード古井弘人やdoaのギタリスト大田紳一郎らが坂井さんの声に合わせて演奏する。映像は事務所が90年代から撮りためていた秘蔵品を使用。中継時間は約5分で「負けないで」「揺れる想い」などヒット曲のメドレーになる予定だ。

 坂井さんはここ数年、紅白初出場に向けて前向きだった。音楽番組への出演は93年のミュージックステーションが最後。露出を避け神秘性を保ってきたが、99年のアルバム発売イベント、04年の初全国ツアーを経験してファンの前に立つ喜びを体感し、最も多くの人の前にブラウン管を通して立てる国民的番組への出演を願っていた。NHKから何度もオファーを受け、3年前に「チャンスがあったらぜひ」と返答。デビュー15周年の昨年も出場を依頼され前向きに検討していたが、昨年6月に極秘で受けた子宮頸(けい)がんの手術で断念した。

 NHKの三溝敬志チーフプロデューサーはこの日「30~40代のファンが多いZARDへオファーは過去に何度もあった」と説明。所属事務所から「出てみたい」と返答を受けていたことも明かした。同局の広報部によると、過去に映像出演した歌手には故坂本九さんらがいるが「紅白出場経験のない歌手のケースは初めてだろう」という。

[2007年12月7日9時1分 紙面から]

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