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柳浩太郎、意識不明から完全復活へ

 死のふちから生還したイケメン俳優柳浩太郎(22)が、08年を完全復帰の年にする。テレビ東京のドラマ「正しい王子のつくり方」(1月8日開始、火曜午後5時半)で主演を、並行して同月19日からの舞台「SOHJI(そうぢ!)」(本多劇場)で新選組の近藤勇役に挑戦する。

 柳は、03年12月の交通事故で脳挫傷、くも膜下出血による意識不明の重傷を負った。奇跡的に回復し、1年後に芸能活動を再開も、記憶障害や右半身まひの後遺症と闘う日々だった。05年の映画「痴漢男」の主演時も、まだリハビリ中で完ぺきな演技とはいかなかった。ようやく今年11月の主演舞台「体感季節」で完治に近い感覚を手にし、年明けとともに活動ペースをアップする決心を固めた。

 柳は高校時代に、イケメンの若手を集めたミュージカル「テニスの王子様」初代主役で、将来を期待されていた。所属の若手イケメン俳優集団D-BOYSでは、今でも写真集売り上げトップを誇る。出版社やテレビ局からは、半生を描く自伝やドキュメンタリーの依頼も殺到中だ。

 柳は「ボクのできる恩返しは、ずっと待ってるよと言ってくれた皆さんの前に、頑張って出て行くこと。今まで以上に気合入れて行くので、よろしくです!」と意気込んだ。

[2007年12月27日8時29分 紙面から]

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