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羽賀被告「借金完済」に被害者怒り警察へ

 3億7000万円の詐取と恐喝未遂の罪に問われたタレント羽賀研二被告(46)と、恐喝未遂の共犯とされるプロボクシング元世界王者の渡辺二郎被告(52)の初公判(中川博之裁判長)が1月31日、大阪地裁で行われた。黒い上下に青いサンダル履きの羽賀被告は、ほおもこけ肌のつやもなく、やつれた様子。代理人弁護士によると、気分の浮沈が激しいという。また、両被告とも起訴事実を否認して、無罪を主張した。

 伸びた茶髪はいたる所が黒く、肌は荒れ、しわが目立つ顔面は所々が赤く、目元のしわが目立った。羽賀被告は黒い革系のジャケットに黒のジャージーパンツ。足元は青いサンダル。自分でプロデュースしたジュエリーで着飾っていたタレント時代とは一転、身も心にも装飾は一切なく、今にも泣きだしそうな顔で、5時間以上、被告人席に座り続けた。

 起訴状などによると、羽賀被告は01年6~10月、知人男性(51)に医療コンサルタント会社の未公開株購入の手配を依頼され、実値の3倍で説明。男性から代金3億6000万円と手数料1000万円を詐取。約4億円を男性から請求された羽賀被告は06年6月、渡辺被告らと共謀し、大阪市内で男性に1000万円で債権放棄させたとされる。

 この日は被害男性が検察側の証人で出廷。男性は債権放棄させられ、いったんはあきらめたものの「テレビで羽賀の借金完済宣言を見て、悔しくなった」。警察に駆け込んだという。この宣言とは、くしくも羽賀被告が人生絶頂だった06年9月に長野県の宝石展示会場で開いた結婚会見のこと。借金完済について語ったことが、天国から地獄への引き金となってしまったようだ。

 裁判では冒頭、起訴状が朗読されると、羽賀被告は何度も首を振るしぐさ。罪状認否では、代理人弁護士から書面を受け取り「恐喝の共謀はなく、詐取とされたのは株の売買代金」などと読み上げた。

 男性の尋問中、羽賀被告は唇をかみ、まばたきをし、ハンカチで目元や鼻をぬぐった。男性が債権放棄書類へ署名した経緯を語っていると、羽賀被告は傍聴席に向かい「違う」と口元を動かし、唇を震わせた。

 全身を使っての無罪主張パフォーマンス。一方で、検察側は渡辺被告との親密ぶりを暴露した。男性が債権を放棄した後、羽賀被告は渡辺被告に「今日は本当にありがとうございました。不肖な弟分ですけど、末永くよろしくお願いいたします」とつづったメールを送っていたという。

 推定7キロ前後は体重が落ちているようで、代理人も「ちょっとスリムに…。落ち着いている時と、そうでない日がある」と、精神的に不安定な状況を認めた。それでも、法廷で見せたこん身演技は虚か実か-。今月7日に行われる第2回公判は被害男性の尋問に続き、麻由夫人も証人出廷する。

[2008年2月1日9時26分 紙面から]

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