履正社3年ぶりV ドラフト候補の寺島5戦無失点

3年ぶり2度目の優勝を飾った履正社(撮影・堀まどか)

<高校野球春季近畿大会:履正社6-0智弁学園>◇決勝◇5日◇和歌山・紀三井寺

 履正社(大阪)が智弁学園(奈良)を封じ、3年ぶり2度目の春の近畿王座に就いた。2回に若林健治内野手(3年)の先制打などで3点を奪取。山口裕次郎(3年)から寺島成輝(3年)のドラフト候補コンビの無失点リレーでセンバツ王者の連勝を13で止めた。寺島は今春の公式戦を無失点で終えた。

 今秋ドラフトの目玉左腕に、近畿王者のタイトルがついた。救援の4回を投げ終え、寺島はマウンドでガッツポーズ。「春勝てなければ夏はないと思ってやってきた。夏への自信になります」と、こみあげる満足感をかみしめた。

 この日はワイルドな寺島だった。1球ごとに「ウオッ!」とほえた。「ストレートの走りがいいときは自然に声が出る」と、直球は今春の自己最速タイの146キロをマーク。7回2死一、三塁も代打を直球で見逃し三振に抑えた。巨人、阪神が視察し、巨人山下スカウト部長は「左なら大学、社会人を含めてトップクラス。いずれ先発ローテに入る」と太鼓判を押した。今春5試合26回1/3を27奪三振、無失点。「夏も投手陣で無失点を続けたい」と6年ぶりの代表につなげる。