智弁学園コールド!岩井好投、小坂監督の檄に応えた

智弁学園対磯城野 4回3安打無失点の好投を見せた智弁学園・岩井(撮影・磯綾乃)

<高校野球春季近畿大会奈良県予選:智弁学園10-0磯城野>◇22日◇2回戦◇佐藤薬品

 今年のセンバツベスト16の智弁学園(奈良)が、センバツ後初の公式戦に臨み、5回コールドで圧勝した。

 先発の岩井文飛投手(3年)が4回3安打無失点の好投で試合の流れを作り、打っても2打数2安打4打点の活躍を見せた。

 センバツ2試合はエース松本竜也投手(3年)が投げ抜き、登板の機会はなかった。センバツ後の練習試合で先発するも3、4回でノックアウトされることが続いた。小坂将商監督(39)に「ラストチャンスや」と言われて臨んだマウンドだった。

 好投でもらったチャンスを生かした。岩井は「夏までに信用を得て、ピンチでもマウンドに上げてもらえるように」と意気込んでいた。