最後の校名佐竹が開幕戦勝利、鈴木0封13K/茨城

海洋対佐竹 7回を投げ13奪三振と好投した佐竹の鈴木飛(撮影・戸田月菜)

<高校野球茨城大会:佐竹7-0海洋>◇7日◇1回戦◇ノーブルホームスタジアム水戸

 第100回全国高校野球選手権茨城大会が開幕し、佐竹が、海洋との開幕戦を7回コールドで勝利した。エース鈴木飛雅投手(3年)が7回を投げ切り13奪三振の快投。鈴木飛は「球は高く行ったり荒れていたけれど、冷静に冷静に投げた」と振り返った。

 19年春に太田二と合併し、次の1年生からは「太田西山」に入学する。「西山」は常陸太田市内にある、かつて水戸黄門が隠居した「西山荘」にちなんだもの。佐竹の現在の1年生が卒業するまでの3年間は校名は残るが、1~3年生全員が「佐竹」の生徒として出場する最後の夏。開幕戦を勝利で飾り、鈴木飛は「今戦えているのは過去のOBやそういう人たちが作ってきた伝統が受け継がれているからだと思う。1勝1勝真剣勝負を貫いて恩返しをしたい」と1回戦突破の喜びをかみしめた。鈴木飛の父雅樹さん(49)は同校野球部OBで、今と同じユニホームで戦った1人。雅樹さんは息子の好投に「いつも通り投げてくれてよかった。高校名がなくなるのは寂しいけれど、息子が同じユニホームで野球をやっているのを見られてうれしいですね」と目を細めた。

 12日の2回戦の相手はAシードの常総学院。鈴木飛は「甘いコースで運ばれないように、厳しいコースをついて持ち味のコントロールを出していきたい」と頼もしく言った。