皆勤校の市岡、5年ぶり2回戦突破ならず/北大阪

11回裏・市岡、試合終了となるが、川井田尚哉は起き上がれなかった。左ははげますチームメイトの田崎悠介(撮影・白石智彦)

<高校野球北大阪大会:常翔啓光学園3-2市岡>◇16日◇2回戦◇大阪シティ信用金庫スタジアム

 第1回の地方大会から100回欠かさず参加している皆勤校の夏が終わった。0-0で迎えた7回1死二、三塁。主将の田崎悠介内野手(3年)が中前への2点適時打を放ち先制したが、9回2死から同点に追いつかれた。

 それまでも再三走者を出しながら粘っていたが、延長11回でついに力尽き、5年ぶりの2回戦突破はならなかった。100回記念大会を迎え、周囲の期待は高まっていた。「日頃の練習でもOBが来てくださっている。今日も多くのOBが見に来てくれていたので、勝ちたかった」と田崎は悔いた。勝利を届けることはできなかったが、自身もOBの野口諭史監督(37)は「よう頑張ったと思う」と話し、粘り強く戦った選手をたたえた。