<高校野球練習試合:クラーク-前橋育英>◇6日
第94回センバツ高校野球大会(18日開幕、甲子園)に初出場するクラークが6日、群馬・前橋市内で、前橋育英(群馬)と、22年最初の練習試合を行った。
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1試合目は4-6と惜敗も、2試合目は18安打で11点を挙げ、11-2で勝利を挙げた。2試合目に先発した左腕の山中麟翔(りんと、2年)が5回4安打1失点4奪三振。打撃でも初めて4番に入り、3打数3安打1打点と投打で気を吐いた。
上々のスタートだ。2試合連続で先発した山中は1戦目が3回2安打1四球2失点。4回から一塁の守備に入りバント処理でミスをするなど課題も出たが、2戦目でしっかり気持ちを切り替えた。「初戦は変化球が抜けてしまい、守備でも落ち着かなかった。2戦目は変化球でしっかりカウントが取れた。うまく緩急を使え、自分の投球ができた」と手応えを口にした。
昨年11月の明治神宮大会以来4カ月ぶりの対外試合。佐々木啓司監督(66)は、課題の得点力不足解消へ、新たな試みを始めた。1戦目は神宮同様5番で起用した山中が、初回に左前へチーム最初の適時打。そこでひらめいた。「うまく得点につなげてくれたので打線の中心に置こう」と、2戦目は4番に変更。初回1死三塁から中越え適時二塁打を放つなど、3本の長打で大量得点を演出した。神宮では散発5安打1得点に抑えられた九州国際大付(福岡)との再戦に向け、ひとつ光が見てきた。
山中は「構えてから打つまでに目線がブレていたのを改善したらタイミングをうまく取れるようになった。投球も打撃も、ここから、どんどん上げたい」。投打の軸をつくり、リベンジにつなげる。【永野高輔】
○…明治神宮大会では出番がなかった小野陽翔(はると)内野手(2年)が攻守でアピールした。1試合目が2番二塁で先発し、1安打1打点1盗塁3四死球と4打席で出塁。2試合目も2番二塁で先発し4安打3打点と爆発した。2試合目途中で三塁も守り、2戦とも無失策で締めた。昨秋の全道大会準々決勝の立命館慶祥戦を最後に出場機会がなくなり、神宮では一塁コーチャーだった。「甲子園で試合に出て勝利に貢献したい。もっとプレーの精度を上げていきたい」と意気込んだ。