<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇3日◇大阪・フェスティバルホール
第105回全国高校野球選手権記念大会(6日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市のフェスティバルホールで行われた。V候補の一角、智弁学園(奈良)は英明(香川)と対戦。奈良大会で12本塁打を記録した強力打線と「遅球」を操る変則右腕の注目のマッチアップだ。
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強力打線で奈良大会を圧倒した智弁学園が、初戦突破へホームラン封印宣言だ。組み合わせ抽選会の結果、大会第2日の7日、第3試合で英明と対戦することが決まった。主将の高良鷹二郎捕手(3年)は相手の印象を「投打ともしっかりバランスが取れているいいチーム」とたたえ、気を引き締めた。
奈良大会5試合では大会タイ記録の12本塁打を放った。打線は高校通算31発の松本大輝外野手(3年)をはじめ、投打の二刀流で活躍し準決勝で先頭打者アーチを放った中山優月投手(3年)、準々決勝2発の高良を中心に51得点を重ねた。
だが、英明の下村健太郎投手(3年)対策で本塁打を封印する。下村は横手投げで、90キロ台の遅球を操り打者を翻弄(ほんろう)。小坂将商監督(46)は「智弁和歌山がセンバツで負けた。振り回したら(ドツボに)はまる。しっかりコンパクトに打っていきたい」と警戒心を強めた。高良も「本塁打はあまり考えていない。センター方向にライナーを意識して、つなぐバッティングで挑みたい」と鋭い打球を意識する。
ナインの全国制覇への思いは強い。高良は準Vだった21年夏にボールボーイとして聖地の土を踏んだ。今春近畿大会で優勝し、自信をつけて帰ってきた。甲子園が決まり、個人練習を中心に、さらなる打撃向上を目指して状態を上げている。高良は「甲子園経験者はゼロなのでしっかり一戦必勝。自分たちの強みのバッティングを甲子園で全国の皆さんに見せられるようにやっていきたい。日本一が一番の目標」と気合十分だ。2年ぶりの聖地で悲願の全国制覇へ、着実に歩みを進める。【村松万里子】