【センバツ】星稜2年ぶり16度目出場決定も笑顔なし 帽子投げ自粛で地震犠牲者に黙とう捧げる

選抜大会出場の知らせを受けた後、黙とうする星稜ナイン(撮影・加藤哉)

<第96回選抜高校野球:選考委員会>◇26日

星稜(石川)が2年ぶり16度目のセンバツ出場を決めた。昨秋の北信越大会を制し、さらに明治神宮大会で優勝。文句なし選出で待ちに待った吉報だった。

だが、同校の室内練習場で知らせを聞いたナインに笑顔はなかった。1月1月に発生した能登半島地震では県内で多くの犠牲者が出た。今もたくさんの人が避難生活を続ける。主将の芦硲(あしさこ)晃太外野手(2年)は「当たり前が当たり前じゃない。野球が出来ることに感謝の気持ちを持ってやっていきたい」と厳しい表情で話した。喜びを爆発させる恒例の帽子投げも自粛。決定後は犠牲者に黙とうをささげた。

チームはエース左腕の佐宗翼投手(2年)と道本想投手(1年)の2本柱が安定しており、打線も芦硲、萩原獅士内野手(2年)らパンチ力を兼ね備えた中軸が強力。秋の明治神宮大会を制しているだけに、優勝候補の一角だ。同主将は「目の前の1戦1戦臨んで、出るからには全国優勝したい」と力を込める。春夏通じて県勢初となる甲子園優勝へ。被災地に明るい話題を届ける。

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