<第96回選抜高校野球:選考委員会>◇26日
昨秋の近畿大会でベスト8に入った報徳学園(兵庫)が、2年連続23度目の出場を決めた。昨年のセンバツでは決勝で山梨学院に3-7で敗れて準優勝。今年こそ02年以来、22年ぶり3度目の優勝を目指す。
出場決定後、兵庫・西宮市の同校で取材に応じた大角健二監督(43)は「客観的には(出場は)大丈夫と思っても、自分のチームになると安心はできなかった」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
就任7年目の指揮官は、今回の目標について「昨年に決勝を実感してしまったので欲が出る。昨年のチームは本当に弱いと思って始まったのに、あそこまで行った。日本一になりたい」と意気込んだ。
チーム最大の武器は、昨年のセンバツを経験した2枚右腕の存在だ。
プロ注目の最速150キロの今朝丸(けさまる)裕喜投手(2年)は「(昨年は準優勝に終わり)悔しい思い出がある。山梨学院ともやりたい」。最速144キロと変化球が持ち味の主将・間木(まき)歩投手(2年)は「(昨年から)どれだけ成長できたか証明したい」と、闘志を燃やした
報徳学園は昨年8月、石川・輪島市の門前と練習試合を初めて行った。今回の能登半島地震には、野球部だけでなく、学校全体で心を痛めたという。95年の阪神・淡路大震災を、当時中学生で経験した大角監督は「(被災者を)元気づけられるようなプレーをしてほしい」と選手を鼓舞した。