<侍ジャパンU18壮行試合:高校日本代表1-7大学日本代表>◇29日◇神宮
先輩侍から大きな教訓を得た。最速157キロを誇る横浜(神奈川)エース織田翔希投手(3年)が、日の丸デビュー戦で厳しさを味わった。大学日本代表との壮行試合に先発し、2回S67球を投げ9安打6失点と打ち込まれた。雨が降りしきる悪コンディションの中で持ち味の直球は156キロを計測したが、なかなか空振りが奪えずレベルの差を痛感。格上の相手に通用しない悔しさと同時に、好打者たちとの対決を存分に楽しんだ。チームは7-1で敗れた。
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高校レベルでは味わえない経験が、織田の口元を緩ませた。大学日本代表を相手に2回6失点。「今まで戦った中で1番強かった。投げていて難しかった」と振り返る表情は、充実感も見えた。「自分は今日投げていてすごく楽しかった。悔しさもありますけど、これを経験できたから本当に頑張れる」と力を込めた。
3番榊原七斗外野手(4年=明大)との対戦で課題を突きつけられた。初球から2球連続で154キロの直球を放り、1-2から4球目はこの日の最速156キロを投げ込むも空振りが取れない。「追いこんでも簡単には三振してくれないですし、すごく粘り強かった」と10球目の151キロの直球をセンター前にはじき返された。渡部海捕手(4年=青学大)には外角低めの直球を捉えられ先制点を献上。今秋のドラフト上位候補2人の対応力は想像を超えていた。
2回には打者10人の猛攻を浴び、小林隼翔内野手(3年=立大)の左越え2ランなどで一挙5失点。高校レベルではここまで打ち込まれることはなかった。マウンドを降りた後も、ベンチから仲間や大学日本代表の投球を食い入るように見て学びを得た。「力じゃないと思いました。150キロちょい投げるより、140キロ前後の方がうまく抑えられることもある」「投げている際は分からなかったけど、甲子園基準でやっていた」。大学侍とのたった1試合が、さらなる織田の成長を促す糧になったに違いない。【平山連】
◆U18アジア選手権 BFA(アジア野球連盟)が主催し、8チームが参加。16~18歳のアジア王者を争う。大会は今回で14回目。日本は3大会ぶり6度目の優勝を狙う。試合は7回制で木製バットを使用。1次ラウンド(R)は4チームずつ2組に分かれ、各組上位2チームがスーパーRに進出。スーパーRの上位2チームで決勝を争う。