アスレチックス藤浪晋太郎投手(29)がトレードで、ア・リーグ東地区首位に立ったオリオールズに電撃移籍することが19日(日本時間20日)、分かった。
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藤浪が優勝への切り札として、ア・リーグ最低勝率の西地区球団から最高勝率の東地区球団へ移る。MLB公式サイトのガレゴス記者によると、レッドソックス戦後のクラブハウスで、アスレチックスのチームメートと別れのあいさつをし、ハグを交わしたという。
大リーグになじみ、実力を発揮し始めたとオリオールズに判断された。開幕当初は先発ローテーションに入るも4戦4敗。救援に転向した当初も制球難に苦しんだが、6月中旬から克服。現在も11試合連続無四球を継続するなど、6月は月間防御率3・97、7月は同2・25と調子を上げてきた。27勝71敗で勝率2割7分6厘のア軍では1位となる5勝を挙げた。直球の最速は102マイル(約164キロ)に達し、奪三振率は9・30。リーグ屈指の球威を買われた。
オ軍はこの日、全球団が勝率5割以上という強豪ぞろいの東部地区で、今季初めて首位に浮上した。メジャー経験のない若手左腕ルーカスを放出し、16年以来のポストシーズン進出へ即戦力となる救援投手を欲した。守護神バティスタ、セットアッパーのカノとオールスターに出場した強力2枚を擁するが、ブルペンに厚みを加え、勝負の時に備えた。
大リーグではトレード期限(今季は8月1日)が迫ると、低勝率球団は中心選手の売り手に回り、高勝率球団は買い手となり、若手有望株を差し出す。日本人投手では17年ダルビッシュ(レンジャーズ→ドジャース)以来となるシーズン中のトレード。藤浪もまた、市場原理にのっとった。
◆ボルティモア・オリオールズ 1901年、ミルウォーキー・ブルワーズとして創設。セントルイスを経て54年ボルティモア移転、現チーム名に変更した。リーグ優勝7度。66、70、83年とワールドシリーズ制覇。01年まで在籍したカル・リプケンは2632試合連続出場のメジャー記録を持つ。本拠地はオリオールパーク・アット・カムデンヤーズ(4万4970人収容)。ブランドン・ハイド監督。