阪神鳥谷1番マルチ安打で「超変革」のシンボルだ

4回裏阪神無死満塁、鳥谷は中前適時打を放つ(撮影・加藤哉)

<オープン戦:阪神6-1巨人>◇6日◇甲子園

 「超変革」のシンボルとして金本監督が期待する阪神鳥谷敬内野手(34)が、16年オープン戦初安打を含めるマルチ安打を放った。前日5日は3番打者を務めたが、この日は「1番遊撃」でスタメン出場。1回、巨人内海の立ち上がりをとらえた。昨年のオフからキャンプを通じて取り組んでいる力強いスイングで振り抜き、ライナーで中前打をマーク。さらに一気の5得点と集中攻撃を成功させた4回には無死満塁からやはり中前に適時打を放った。

 「結果はこの時期、あれですけど、しっかりボールを見ることができているので悪くないと思います」

 チーム内の激しい競争を掲げる金本監督が「レギュラーとして決まっている」として名前を挙げる数少ない存在。同時にそこに甘んじることは許さず、キャンプでもマンツーマンの指導を行うなど、チームを変えるための最重要ポイントしてとらえている。

 言うまでもなくオープン戦で安打が出たといって喜んでいる立場ではない。それでも巨人を今年初めて迎えた本拠地で3打数2安打。指揮官の甲子園初星にしっかり貢献することに成功し、鳥谷の表情は明るかった。【編集委員・高原寿夫】