<中日4-3阪神>◇16日◇ナゴヤドーム
阪神ドラフト1位高山に右肘のアクシデントが発生した。不動の1番打者として開幕から全18試合スタメン出場していた高山俊外野手(22)が16日、中日5回戦(ナゴヤドーム)でプロ入り初めて欠場した。金本監督は厳しい表情で「肘がロックしたみたい。ちょっと。(出場は)無理だったんじゃない。無理させてもね」と説明。ロックとは肘関節の靱帯(じんたい)や骨に異常が生じて、正常に曲げ伸ばしできなくなる状態を指す。若き安打製造機に突然の暗雲が垂れこめた。
試合前練習から異変が生じていた。普段ならティー打撃を行う時間になっても、外野後方でランニングを継続。グラブは装着したが、キャッチボールは行わなかった。外野の守備練習も捕球した飛球を軽くトスして返すだけ。最終的にはバットも握らず、シートノックにも入らず、中日戦はベンチ最前列で戦況を見守った。チームは1番に鳥谷、2番に西岡を今季初めて起用。左翼は陽川が守った。
高山は昨秋のドラフト会議後の10月末に右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折し、手術を受けた。2月キャンプは2軍でスタートするなど慎重にリハビリを重ね、開幕1軍入りを果たした。今回異変を訴えた右肘の詳細は不明だが、戦線離脱という最悪のケースも考えられる。金本監督は明日の状態を見てかの問いに「そうそう」とコメント。この日は病院での検査を受けず、今日17日の様子を見ることになったが不安な症状だ。
試合後、高山は「いや…、何もないです」とだけ話し、チームバスで名古屋市内の宿舎に戻った。ここまで打率3割9厘をマークするなど新人離れした活躍で攻撃の起点になっていただけに、今後が心配される。