関西国際大が天理大に連勝し、開幕から無敗の4連勝で11季ぶりのリーグ制覇に1歩近づいた。

 リーグ戦初先発に抜てきされた石田啓介投手(2年=高松商)が5回2安打無失点と好投し、4-0で前半を終了。だが全4試合に登板の2番手・門野敦也(2年=東洋大姫路)が6、8回に天理大打線につかまり、4-5と逆転された。8回裏に先頭の平野晴也内野手(1年=関西)の安打から2死一、三塁の好機をつかみ、代打の浜田健太外野手(4年=市和歌山)が右越えの適時三塁打で同点、逆転の走者を返した。

 「5番・指名打者」で先発した10日の大体大2回戦は初回1死満塁で併殺打。「あのときは1球目の甘い球をファウルにしてしまったのがすべて。きょうはしっかり仕留めるという意識で打てました」。2年秋に打率4割で首位打者を獲得した好打者は、照れながらも胸を張った。