広島エルドレッド同点弾&ダメ押しで首位返り咲き

3回裏広島2死一塁、エルドレッドは中越え2点本塁打を放つ(撮影・加藤哉)

<広島10-4DeNA>◇7日◇マツダスタジアム

 ビッグレッドマシンガン打線が火を噴いた。広島は今季最多タイの17安打10得点で連敗を止め、首位に返り咲いた。

 大砲エルドレッドが火つけ役となった。3点を追う3回。連打で1点を返し2死一塁から外角低めのスライダーにバットを伸ばした。「しっかり腕を伸ばし切れば、自分なら届くところ」。センターバックスクリーン右へ突き刺す単独キングとなる12号同点2ラン。リーチの長さとパワーを生かした豪快な1発だった。

 5回に勝ち越すと一気にたたみ掛けた。2点差の7回は2死満塁から新井が走者一掃の適時三塁打。再びエルドレッドが中堅頭上を襲う適時二塁打でトドメを刺した。12年7月26日ヤクルト戦(神宮)以来の1試合4安打で打率3割8分3厘で首位打者に立った。

 体は満身創痍(そうい)。蓄積疲労により、両足裏には痛みを抱える。「ここ2、3日は痛みがひどい」と普段の歩行時も足を引きずる。それでも6回2死から安部の遊撃後方への飛球で、二塁から全力疾走。好捕に阻まれるも、本塁到達目前まで走っていた。「試合に出ている以上はベストを尽くさないといけない」。バットだけでなく、全力プレーを怠らぬ姿勢で打線を引っ張っている。

 目下2冠の大砲に、緒方監督も「最後にまた大きい1点を取ってくれた。明日(8日)も頑張ってもらいましょう」と期待する。来日5年目の頼れる大砲とともに、好調ビッグレッドマシンガン打線がさらなる高みを目指す。【前原淳】