日本ハムが7月に球界初のロボット始球式を計画

日本最速タイ記録162キロを持つ日本ハム大谷

 日本球界初のロボット始球式へ。日本ハムが7月の札幌ドーム主催試合で、ロボットによる始球式を計画していることが9日、分かった。ロボットは公募し、7月の本拠地10戦のいずれかの試合で実現見込みだ。

 札幌ドームで、日本ハム大谷翔平投手(21)が持つ日本最速タイ記録162キロが破られるかもしれない。7月の日本ハム本拠地主催試合で、球界史上初となるロボット始球式が計画されている。関係者は「世界最先端の技術に触れてもらいたいです」。160キロにも“慣れっこ”になった札幌のファンでさえ、あまりの剛球に仰天するかもしれない。

 ロボット投手の登板は、7月8日ロッテ戦から31日ソフトバンク戦までの間に札幌ドームで行われる10試合のどこかになりそう。同期間は「ワールドフェスタ」と題し、世界のテクノロジーを体験することがひとつのテーマになっており、その目玉として実施される見込みだ。

 日本のロボット技術は進歩がめざましく、各分野に進出している。今回は球界に参戦する心意気のあるロボットを公募し、“入団”させる計画。当日はボールボーイなど、多数のロボットが試合運営に携わる方向で検討されているという。

 超剛速球や魔球のような変化球に期待が集まる一方、関係者は「肩、ひじ、指の関節の連動。投げるという動作をロボットにさせるのはすごく難しいそうです」。最先端の技術に驚かされるのか、それとも「やっぱりプロ野球選手って、大谷ってすごいんだ」と再確認することになるのか。注目の1球が投じられる。

 ◆メジャーでは 05年にソニーの小型2足歩行ロボット「QRIO(キュリオ)」が、ナショナルズのRFKスタジアムでの始球式に登場。約3メートルの距離から投じた。11年にはフィリーズ本拠地で、ペンシルベニア大作製のロボットが登板。学生のリモコン操作から球速は約40マイル(約64キロ)で、ホーム手前でワンバウンドして転がった。昨年はホワイトソックス本拠地で、投球用にプログラムされた投手ロボットが、マウンド前からストライク投球を披露した。