オリックスのトニ・ブランコ内野手(35)が今季初めて1軍に昇格し、7番指名打者でスタメン出場した。

 外国人枠の関係で2軍スタート。2軍では右太もも裏の故障などもあったが、ボグセビックの不調により、通算178本塁打の大砲にお呼びがかかった。「気持ちは高ぶっていた。今日は積極的に行こうと思ったよ」。

 空振り三振、四球に続く3打席目は4点を追う7回1死一、二塁でまわってきた。カウント1-2から、日本ハム有原の4球目を捉えたが、レアードのグラブにすっぽり収まる痛烈なサードライナーだった。

 「その前の打席でミスしていたので、次こそはと思っていたら、今度はしっかり捉えすぎた。バットの芯に当たりすぎた。ちょっとの差だった」と悔やんだ。

 福良監督は「内容は良かった」と今後に期待を膨らませた。