阪神金本監督Aクラス盗む 積極走塁で切り開く

 阪神金本知憲監督(48)が積極走塁復活の大号令だ。今日17日からは2位中日、3位広島と交流戦前最後の6連戦を甲子園で戦う。「どの(相手)投手もクイックができているから、そう簡単にはいかんけどね。スキがあれば必ず足は使っていくよ」。Aクラス再浮上への突破口は、積極走塁で切り開くと活を入れた。

 就任から走塁革命に取り組んだ。3、4月の30試合は、23企図で成功は17回。年間48盗塁だった昨年の3分の1を約1カ月で稼いだ。だが5月の11試合は企図自体が5に減り、成功も15日DeNA戦で決めた鳥谷の1つだけ。強まる警戒網の中、思い切った1歩が踏み出せないことも要因だ。

 今こそ、金本野球の原点を思い返す時だろう。チームは8試合連続1桁安打と打撃が低調で貯金は0。何とか5割で踏みとどまっているが、混戦を抜け出すにはきっかけと勢いがほしい。開幕当初は、アウトになっても高山や横田、江越らが見せた次の塁を狙う姿が、元気をもたらした。あの時のような前のめりな気概を持って戦えば、打線の活性化にもつながるはず。金本阪神のお家芸復活で再び上昇気流をつかみたい。【松井清員】