ソフトバンク柳田、内川、松田で3連発!黒田撃沈

本塁打3連発の、右から柳田、内川、松田は「1発、2発、3発」とポーズ

<日本生命セパ交流戦:広島1-6ソフトバンク>◇3日◇マツダスタジアム

 ソフトバンクが「日本生命セ・パ交流戦」広島戦で豪快に打ち勝った。11年ぶり3連発を含む5本塁打で、貯金を20に乗せた。広島で生まれ育った柳田悠岐外野手(27)が3回、少年時代に憧れていた広島黒田から8号ソロ。内川、松田とクリーンアップ3連発の口火を切った。1回に城所の2号ソロ、8回には松田が2本目のソロで加点。広島とのセ・パ首位対決を空中戦で制した。

 マツダスタジアムでソフトバンクのクリーンアップトリオが3連発。新たな伝説をつくった。まだ空が明るい3回、まずは3番柳田が特大アーチ。外角フォークボールをすくい上げ、左中間最深部へ。「芯に当たってくれました。甘くはないが強く振れたのでよかったです」。打った瞬間、相手外野手が追うのをやめるほどの完璧な当たり。小さいころから憧れる黒田から3月のオープン戦に続き公式戦でも本塁打を放った。

 続く4番内川は外角スライダーを「ひっかかったなと思った」と、左手1本でひろい左翼席へ運んだ。とどめは5番松田。内角球を豪快にバックスクリーン右へ突き刺した。工藤監督は「なかなか出ないが、それぞれ違う球をイメージして打ってくれた。ああやっていけば、投手もいろんな球を投げていくしかない」と黒田を手詰まりにさせたことを評価した。

 試合後、帰りのバスの前に内川、松田が待っていた。カメラマンのリクエストに応え笑顔で記念撮影。打った順番に指を1、2、3本とそれぞれ立てた。その姿はまるで高校野球の地区予選のようだった。前回は05年。松中、城島、ズレータにも負けない破壊力だ。柳田は「レベルが高い打者なので頼りになる。打つだけでなくチームをまとめる2人。おかげでのびのび打たしてもらっています」と存在感の大きさを口にした。

 7回には左翼へダメ押しの適時二塁打を放つなど黒田から3安打2打点。「マツダで活躍したことがあまりなかったので、びっくりしてます」。昨年オフにはサインがほしいと話していたほどの憧れの存在。「今は戦っているので」と話したが、攻略でき心底うれしかった。

 指名打者が使えないセ・リーグ本拠地の試合。本来の5番打者で6本塁打の長谷川をベンチスタートさせて3年ぶりの1試合5発。貯金は今季最多の20となった。昨年、11球団でただ1球団勝ち越せなかった広島に勝ち越し王手をかけた。今年の強さなら完全優勝も不可能ではない。【石橋隆雄】

 ▼ソフトバンクは3回に3番柳田、4番内川、5番松田が3者連続本塁打。1イニング3者以上の連続本塁打は、4月26日広島(エルドレッド、鈴木誠、堂林)以来。交流戦では初めて。ソフトバンクでは05年7月3日オリックス戦の松中、城島、ズレータ以来11年ぶり12度目の最多連続記録。3~5番のクリーンアップそろい踏みは、14年4月2日巨人(アンダーソン、村田、ロペス)以来で、チームでは南海時代の80年5月12日阪急戦(西宮)の片平晋、メイ、門田以来36年ぶり2度目。