楽天銀次V打、梨田監督と星野副会長の助言実行

7回表楽天2死一、三塁、代打の銀次は右前適時打を放つ(撮影・前岡正明)

<日本生命セパ交流戦:中日1-3楽天>◇3日◇ナゴヤドーム

 楽天は、代打銀次の決勝適時打で2カード続けて3連戦の頭を取った。調子が上がらずスタメン落ちした好打者は、同点の7回2死一、三塁で登場。中日先発ジョーダンの初球、真ん中高めの140キロにコンタクトした。「早い段階、5回から準備をしていた。集中していけた」と、独特の大きなフォロースルーに乗せ右前へ運んだ。不調でのベンチスタートは今季初めて。「実力の世界」と受け止め、「しっかり、一振りで決められた」と納得した。

 梨田監督と星野副会長のアシストに応えた。「なんとか打線につながりを」と打順を練った監督は「テクニックに走らず、振り切る練習を」と求めた。銀次を世に送り出した星野副会長は「空振りしてもいいから、強く振れ」と、原点回帰を指示。忠実に遂行し「アドバイスが効果的だった」と感謝した。

 実は代打の鬼だ。日本一になった13年、代打機会が8度あった。7打数6安打の打点6、1四球と完璧な成績を残している。「迷惑ばかり掛けている」と恐縮した選手会長。「塩見が一生懸命、投げていたので」と、好投の先発に送られた代打をまっとうし、ホッと息をついた。【宮下敬至】