<日本生命セパ交流戦:巨人5-4日本ハム>◇4日◇東京ドーム
日本ハムが「日本生命セ・パ交流戦」巨人戦で手痛い連敗を喫した。1点を追う8回に無死満塁と逆転機をつくったが、続く3者から犠飛さえ出ず、凡退。前日3日と同じ、4-5での1点差負けとなった。この日、田中賢介内野手(35)を15年ぶりに5番で起用した栗山英樹監督(55)は、今日5日の3戦目に先発登板する大谷翔平投手(21)をクリーンアップに据え、同一カード3連敗阻止に向かう。
手を伸ばすべきネタを「すし男」が、間違えた。日本ハムが格好の逆転機を逃し、店じまいした。1点を追う8回。死球に単打で無死一、二塁とし、犠打のサインで田中賢が絶妙な三塁線へのバント安打。理想的な無死満塁のチャンスに、18本塁打の長距離砲レアードが禁を犯した。
犠飛でも同点のシーン。コーチからは飛球にしやすい高めを待つよう指示が出た。得意とする低めは捨てる、とのお達し。初球、ワンバウンドのフォークはこらえる。1ボールからの2球目が分岐点だった。高め、ほぼ真ん中に浮いたスライダーを見逃し。待っていたはずの最高の好球を手放した。3球目から4球連続、低めボール球で誘われた。2球見逃し、フルカウントへ持ち込んだが、6球目。ストライクゾーンを外れた外角低めのスライダーを空振りした。続いて凡退の代打矢野、谷口が責任を被るのが酷な、惨劇だった。
栗山監督は回想しながら、何度もうなった。
「う~ん、何なんだろう。何なんだろう。何なんだろうね」
最低でも同点、逆転まで想定していた場面。気持ちの整理がつくと固有名詞とシーンの特定は避けたが、明確に断じた。「覚悟がないよね。やるべきことをやらないと、こうなるよね」。連敗の伏線は、1回に3点の援護をもらいながら、その裏4失点で逆転を許したメンドーサの乱調。4-4から谷元が巨人阿部に決勝弾を浴びたが、総掛かりでひっくり返すべき展開だった。首位ソフトバンクとのゲーム差は今季最大9へ。個々がチームの決まり事を順守できなければ、一進一退は続く。【高山通史】