<日本生命セパ交流戦:広島1-1ソフトバンク>◇4日◇マツダスタジアム
ソフトバンクは、広島に5回降雨コールドゲームで引き分けた。先発の千賀滉大投手(23)はぬかるむマウンドで5回を2安打、内野ゴロの間の1失点で粘った。今季先発10試合で勝ち星は4つながら0敗、防御率はチームトップの2・77と、独走ホークスをしっかりと支えている。
勝ちはつかなかったが、慣れない雨の中で千賀が踏ん張った。「よかった。大荒れせずに、しっかりストライクを投げられた」。試合前から小雨が降り続いた。途中でマウンドに土を追加したが回を追うごとに雨は強くなっていった。
3回に1点味方が先制したが、4回に無死一、三塁から4番松山の二ゴロの間に同点に追いつかれた。「もったいない。(4回先頭の)四球も打たれた球も甘かった」と悔しがった。それでも、今季14発のエルドレッドには、すべて直球勝負。2回は4球すべて内角へ投げ込み空振り三振、4回は外角で中飛に退けた。「思い切り振らそうと。コントロールできてよかったです」と狙い通りだった。
工藤監督は「雨の中でやるのは少ない。よく集中していた。前回、力んで投げた反省が生かされて、コントロールできていた」と評価した。前回5月28日ロッテ戦では荒れていたが、この日はスライダー、フォークも丁寧に操った。
今季は先発10戦で4勝0敗。防御率はチームトップの2・77と先発ローテーション1年目で、抜群の安定感を出している。真っ赤に染まった敵地でも平然と投げられる精神的なタフさも千賀の持ち味だ。貯金は20のまま。今日5日、再び広島への勝ち越しに挑戦する。【石橋隆雄】
▼ソフトバンクのパ・リーグ優勝へのマジック点灯は、最短で9日DeNA戦。今日5日からソフトバンクが○○○○で他のパ5球団が●●●●と仮定。2位ロッテはこれ以降の83試合に全勝しても、113勝29敗1分けで最終勝率7割9分6厘。ソフトバンクはロッテ戦の残り14試合に全敗しても、他球団との72試合に全勝すれば110勝28敗5分けで7割9分7厘となり、2位ロッテ以下を上回るため。