<ヤクルト6-3中日>◇8日◇神宮
1回に連敗を3で止める決勝打を放ったヤクルトのバレンティンが、危険行為で3回に退場した。2死一塁の場面で迎えた第2打席、中日ジョーダンの初球146キロが左肘付近へ。体を回して大きな筋肉に当たり事なきを得たが「自分としては故意に感じた。野球をやる上で、危険な行為は許されない」と、怒り心頭でマウンドへ向かっていた。ジョーダンも全く譲る気配はなく、ヘルメットを投げ付けて退場になった。
両軍のもみ合いをさばいた真中監督は、審判に対し「(意図的な死球への)マークをして欲しい」と伝えた。ジョーダンは打たれた打者に対し、とりわけ厳しい内角攻めをする傾向があるという。「明らかに…。1球で(死球を)取ることは、ありえない。本人もヘルメットを投げてしまった。退場は仕方ない」と客観的に指摘した。
バレンティンも「早い回に退場になってしまった。チームが勝って良かった」と言ったが、抜けた瞬間に得点力が激減する存在。内角の攻防はプロの世界では茶飯事で、何より過剰な反応は、インコースが嫌いと教えているようなもの。この先も徹底的に突かれる。謹慎中のオンドルセクではないが、感情のコントロールを失って離脱、だけは絶対に避けたい主砲。にらみを利かせるだけでも十分に怖い。チームにも自分のためにもレッドゾーンの手前でこらえ、打って黙らせるしかない。【宮下敬至】