阪神が2夜連続で無死満塁の好機を生かせず、首位広島に完敗した。2回、1点を先制して、なおも無死満塁に攻め立てる。だが、1番西岡が三ゴロに倒れ、2番鳥谷は高めのボール球に手を出して、遊飛に終わる。3番江越は速球をとらえられず、空振り三振。畳み掛ける攻撃をできず、追加点を奪えない。この拙攻が尾を引いて、ルーキー岡田に2勝目を献上した。

 金本知憲監督(48)は2回がポイントか問われて「誰が見てもそうでしょう。誰が見ても」と険しい表情。8日の同カードでも4回に無死満塁で追加点を挙げられなかった。首位広島に6連敗を喫し、14・5ゲーム差に拡大。今季最多の借金11に膨れ上がった。