阪神坂本が1軍合流 岡崎の穴埋めて正捕手奪うぞ

キャッチングから送球の練習を繰り返す坂本(撮影・奥田泰也)

 阪神が16日、甲子園で後半戦への練習を再開し、ルーキー坂本誠志郎捕手(22)が1軍練習に合流した。主戦捕手の岡崎が左手骨折で長期離脱。球宴に出場した原口、巻き返しを狙う梅野と正捕手の座を争う。矢野作戦兼バッテリーコーチも「ガツガツ貪欲に取りにこい」と競争をあおった。デビューを目指すドラフト2位が、新風を巻き起こす!

 岡崎離脱で1つ空いた椅子を坂本が奪いにいく。チームとして逆襲を狙う後半戦。甲子園で再開された全体練習に参加したルーキーは、真夏の太陽のようにギラついていた。ダッシュをこなし、打撃練習やブルペンで球を受けると「チームが勝つことを大前提に自分ができることはいっぱいあるんで、いい準備をしたい」と声を弾ませた。

 矢野コーチは原口、梅野に期待した上で「坂本は結果を出して上がってきている。誰か1人とは決められないけど、キャンプ同様に、いい競争をしてもらいたい。いろんな捕手にチャンスがあることになったし、ガツガツ取りにきてほしい」と競争をあおった。

 前回1軍昇格は5月5日。ただ試合機会がないまま同18日に出場登録を外れ、「これから必死に頑張ります」とレベルアップを誓っていた。掛布2軍監督から膝を柔らかく使うように指導を受け、8日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)で公式戦初本塁打を記録した。14日のフレッシュオールスター(倉敷)にも選出され、先発マスクをかぶって巨人岡本の二盗を刺した。満を持しての1軍昇格だが、掛布2軍監督は「これからですよ」と結果を残してこそ、とハッパをかけた。

 坂本の母校・履正社(大阪)は甲子園を目指して初戦を突破した。「気にはなりますね。いい選手がいると聞いているので、期待しています」。後輩たちの奮闘を励みにしつつ、ヤクルト山田のように先輩としての存在感も大きくしたい。「いい刺激を与えられたらいいですね」。超変革を掲げる今季、プロデビューしたのはすでに8人。遅れてきたドラフト2位の出番が来た。【山川智之】

 ◆坂本誠志郎(さかもと・せいしろう)1993年(平5)11月10日、兵庫県生まれ。履正社では1年夏からベンチ入りし、甲子園には2年夏と3年春に出場。明大に進み、主将も経験した。今季ウエスタン・リーグでは20試合に出場し13安打、1本塁打、4打点、打率2割8分9厘。176センチ、78キロ。右投げ右打ち。