西武秋山2度ほえたプロ初2打席連発 球宴で刺激

西武対ロッテ ヒーローインタビュー後、ポーズをとる秋山(左)と岸

<西武6-1ロッテ>◇18日◇西武プリンスドーム

 ヒットマンが2度ほえた。西武秋山翔吾外野手(28)が6回に5号ソロ、7回に6号3ランとプロ初の2打席連発の大暴れ。チームを後半戦白星発進に導いた。普段は見せないベンチ前での咆哮(ほうこう)に「球宴に出て、あらためて自然と声が出る雰囲気が大事だと思った。後半戦スタートで自分から何か変えないといけないと思うところもあった」と汗をぬぐった。

 夢の舞台で刺激を受けながら、冷静に公式戦を見据えていた。16日の第2戦試合前練習。フリー打撃の順番は日本ハム大谷の直後だった。「(大谷は)スタンドにガンガン入れて、球場も盛り上がると思う。でも自分は無理に狙わず、コツコツ打ちます。明後日から後半戦が始まりますから」。球を引きつけて逆方向に打ち返す。自分のスイングに集中した。「短い練習時間でしたけど(シーズンを)意識して取り組んできたつもり」とうなずいた。

 準備が2発につながった。1本目は内角高めの直球を、肘をたたんで振り抜き右翼席へ。2本目はカーブをしっかり呼び込んでバックスクリーン右にたたき込んだ。「飛距離が出たのはたまたま。でも、最近強く打てた打球がなかったので、今日はしっかり振れたと思う」と手応えを口にした。

 これで安打数はリーグトップの109本となったが「まだ数える時期じゃない」とさらり。「自分は本塁打で調子が上がるタイプではない。明日のフリー打撃もスタンドを見ず、反対方向を意識していきたい」。足元を見つめ、勝利につなげる1本を積み上げていく。【佐竹実】