<DeNA5-7阪神>◇4日◇横浜
虎の9回同点劇の口火は阪神原口が切った。2点を追う先頭。DeNA守護神山崎康のスライダーに体勢を崩されたが、バットの先で拾って中前に落とした。「内容は良くなかったけど、どんな形でも塁に出たかったので」。諦めないHランプがゴメスの連打、さらに代打狩野の適時打、江越の同点犠飛につながった。序盤に守備で3盗塁を許したが、6回には死球もゲットするなど攻守で体を張り、逆転を呼んだ。
試合前、モチベーションの上がる知らせが届いた。20年東京五輪での野球競技復活だ。「僕に聞かないでくださいよ。プレッシャーをかけないでくださいよ」。球場入りの際、話題を振られると大照れだった。でもすぐ真顔になり、「選んでもらえるように、頑張ります!」と引き締めた。4年後は脂の乗った28歳。埼玉出身、東京・帝京高卒の原口にとって故郷に錦を飾れる一世一代の大会だ。
侍ジャパンの小久保監督も熱視線を送る存在。5月28日に解説で東京ドームの巨人-阪神戦を訪れた際、本人声をかけて期待の大きさを口にした。「打ってるよね。シーズンの残り試合で体の強さを示してくれたら。捕手は常に探しているから」。あれから2カ月経ち、節目の日に五輪会場となる横浜スタジアムで、アピールの一撃。真夏も体の強さを示している。【松井清員】